ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.12.(金・晴れ)月着陸衛星。武器三原則。

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昨日イスラエルの民間企業が打ち上げた月探査衛星が、着陸寸前の最終段階でエンジンの不調により、失敗に終わった。もしもこれが成功していれば、米国、ロシア、中国に次ぐ、世界で4番目の月着陸国になる筈だった。先週メタニヤフが総理に再選され、そのお祝いを兼ねての祝福劇になる筈だった。失敗したとは言え、一三んkン企業がここまでやるとはイスラエルも大した国だ。
失敗したとはいえ、イスラエルの快挙が世界のニュースになるに比し、日本の活動はどうか? 確かに面積数キロに過ぎない浮遊惑星にピンポイントで着陸させる技術は大したもので、世界の中でも一部の技術者には高い関心を持たれているが、普通の人々は、そんなことどうでもよいと、ニュースにもならないだろう。一人大喜びしているのは、日本のマスコミだけで、この宇宙開発の分野でも、日本だけのガラパゴス化が進んでいる。
JAXAにどれ程の年間予算があるのかは知らないが、こうした微細な技術開発にも大きな予算が割り当てられているだろう。この予算のもっと有効的な使い方はないのか。日本も月への衛星の着陸を目指し、世界で4番目の達成国、との栄冠を目指したらどうか。原爆の開発が許されない日本に於いて、世界に唯一誇れるのは宇宙衛星の技術であり、世界の人にもっと分かりやすい形で、日本の優秀さ、先進性をアピールには、世界で4番目の月着陸国になるのが一番だ。
中国では既に月の裏側にまで着陸する技術を持っている。米国は2022年までに火星への有人衛星の打ち上げを計画している。日本の経済規模、技術からして月着陸などは容易だろう。微細な、世界の普通の人が知らないような極小惑星への茶奥陸などは後回しに、先ずは月着陸へと舵を切り替えるべきだ。そうした事が、税金の有効な使い道と言えるだろう。

40年前の沖縄返還に際して佐藤総理の唱えた非核3原則、持たない、作らない、持ち込まない、は、今でも生きている。日本の行動を縛る国是のようにもなっているが、だからと言って、日本がどこからも攻撃されないという訳でもない。現に北は国民が飢えても原爆開発に奔走し、それを脅しの道具としてちらつかせている。日本が平和主義を貫くと言っても、数多いる世界の野蛮国の中では、そうした日本をひ弱な国と見ている。
先週1機115億円もするステルス戦闘機が訓練中に墜落した。どこに問題があったのかは、今の処不明だが、この最新鋭の戦闘機に関しては、日本は機能上の原因究明は一切できない。買うだけ買わせて、後は何も手を付けるな、と言うのが、売る側の米国との取り決めだ。この先数年間にわたって約100機、1兆5000万円の巨費を使って、買い続けるという。
税金のもっと有効な使い道はないのか。対米貿易摩擦解消として、米国からの輸入を増やさざるを得ないとしても、何も買うものは軍事費だけではないだろう。この1兆円余りはもっと民生の向上に役立つものに使い、次期戦闘機に関しては、米国頼みOnlyではなく、自国での開発を急ぐべきだ。少数生産で1機辺りの単価が高くつくと言われているが、この際、妨害となっている武器三原則を見直すべきだ。これから人口減少に向かって行く現状に於いて、日本も食って行かなければならない。贅沢、殿様考えでいつまでもいたら、飢え死んでしまう。そうならない前に、日本の優れた武器の海外輸出に道を開くべきだ。原爆の開発が原爆使用の抑止力になると同じように、優れた武器の保有は、それでもって大きな抑止力になる。専守防衛で日本の防衛力を高めているのも抑止力向上の一つであり、他国に高度な武器を売ることは、武器商人とは違って、その国の防衛力を高めることになるのだ。輸出に対し、一定の基準を設けて行えば、それは単なる武器商人国とは違って、世界の平和にも貢献することになる。
これからの選挙戦、各政党は税金の使い方について、もっと大胆な政策を国民の前に提示してもらいらい。


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