ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・徳島編(29)第十四番常楽寺へ。

朝ホテルの窓を開けると、眉山が目の前に飛び込んできた。
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朝食を終えてからホテルをチェックアウトし、今日最初の札所、常楽寺に向かう。
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常楽寺徳島市内、国府町にある。
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この寺は地表に浮き出た流水岩のごつごつした地表が特徴だ。
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四国お遍路徳島編の最終日、3日目の朝がやってきた。今日は残り8ケ寺を回り、夜の便で帰京する。朝窓を開けると、前方に眉山のなだらかな山容が飛び込んできた。眉山、名前の通り、女性の嫋やかな眉を描いたように、山頂はなだらかな広がりを見せている。この山に最初に登った時は、もう10数年になるか。その時はまだ山頂にはモラエス記念館が建っていた。4年前再び来た時はモラエス間は閉館になてちて、代わりに、その近くに真っ白なパゴダが建っていた。今三度ホテルの窓からこの山を見ようとは・・。

朝食を終えて7時半、今日最初の参詣先、第十四番常楽寺へ向かう。ここは徳島市内の国府町にあり、昨日やってきた第十七番井戸寺の近くにある。昔は阿波の国府はこの周辺にあったのだろう。この近くにはこれから回る国分寺もある。東京府中の武蔵国もそうだが、この阿波国の政庁跡は定かではなくとも、その名残を留めた国分寺国分尼寺は今でも礎石や寺が残っている。政庁は敵勢力に焼き討ちなどに遭ったりして、そのまま忘れ去られることもあるが、こうして地名とか寺名に奈良朝時代の当時の国府所在地の在処を示している。

バスは国府町に入って、昨日は左折して井戸寺に向かったが、今日は右折して山際の方向に向かって行く。お寺はその山の裾にある。バスを降りて、ごつごつした岩が地表に湧き出ているような参道を登る。これは流水岩という、以前は変わ底にあった石や岩が隆起してこうしたごつごつした地表になったとのことである。この寺には山門はなく、参道から直接その岩面を上って行くと、正面に本堂がある。今日最初のお参り。本堂に向かって皆で心経を唱和する。



山門は無く、このごつごつした地表を上がった正面に本堂がある。
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今日最初の心経を唱和する。
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この本堂では、八十八ケ寺で唯一の弥勒菩薩が本尊として祀られている。
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立派な本堂だ。
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