ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・高知篇(8)第二十五番津照寺へ。

金剛頂寺駐車場の前には室戸岬の大きな観光地図が案内されていた。室戸ジオパークというようだ。
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四国全図。こうしてみると、高知県は左右の室戸と足摺、二つの半島に挟まれた県が良く分かる。
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室戸ジオパークの道を室戸市街地に向かう。
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何ていう名前の川か、長閑な風景だ。
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室戸には3か所の札所があり、回る順番は逆順になるが、金剛頂寺を出て、次に向かったのは第二十五番津照寺。これは室戸市内の町中にある。以前この辺りをドライブ旅行した折、高知城を見た後、この海岸線を南下して津照寺最御崎寺、それから徳島に入って、薬王寺の3ケ寺をお参りしたが、これからその津照寺に向かう。もう20年以上も前の事で、記憶に残っているのは、お寺の名前と、そこへ行ったということ程度だが、前回徳島で、薬王寺をお参りした際には、いろいろと思い出すことも出てきて、特にお寺の正面から向かいの小山を眺め、その中腹にある日和佐城と眼下の街並み眺め、すっと記憶がよみがえってきた。これから向かう津照寺もそうであれば、良いのだが・・。

バスは室戸市街地に入り、右手に室戸港を見て、殆ど町中にある津照寺門前の駐車場に止まる。お寺の名前にある通り、昔はこの寺の直ぐ前まで海が迫っていたのだろう。今は埋め立てとか、町の開発で海は大分後退しているが、それでも尚間近に海はある。少なくとも、宮城の塩釜神社の石段下程の海の後退はない。江戸時代、松尾芭蕉はこの石段の下から小舟に乗って松島に渡ったが、今は塩釜湾も神社からは遠く離れている。この室戸の室津港は塩釜程のひどさはなかった。

バスを降りて、お寺に向かう狭い参道を歩き、正面に見える竜宮城を思わせるような山門を見て、又、ここでも記憶は蘇った。ああ、矢張りこれは以前一度来たことのある寺だ。狭くて古い、昔の儘の造りの石段だが、それを登って山門へ向かうと、少しばかり懐かしさが感じられた。独特の山門、というかこれは実際には鐘門なのだが、その門を潜って本堂に登る。僅かに記憶に残っているのは、狭い境内で、この境内から眺めた眼下の海と室戸岬だ。



室戸の町中に入って直ぐの場所に津照寺がある。
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ここから津照寺の参道が始まる。記憶に残る参道だ。
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石段の上の鐘門に、朧げな記憶が戻ってきた。
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丘の上の狭い境内に漸く着いた。
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