ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(66)上海人民広場にて。

人民広場、地下駅から地上に出る。見慣れた光景だ、

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以前良く行っていた蒙古系の店に向かう。

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途中で行くのを止めてホテルに戻ることにした。

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昔の日本の地方都市では各地に銀座通り商店街があった。地方の人口減少で、そうした地方の商店街はどんどん消滅していったが、ここ中国でも日本の銀座と同じように、各地に人民広場がある。People's Republic。中国は人民共和国だから、都市の中心部に人民広場があるのは当然の事で、日本の地方銀座とは意味合いが違うかも知れないが、同じ地名の場所が各地に存在する状況は、何故か日本と似たようなアジア的共通性を感じる。

 

北京に人民広場があるとは聞いていないが、人民広場に代わるものとして天安門広場があるので、北京には敢えて人民広場は必要としないのだろう。上海の人民広場は自分が知る限りでは中国で最大で、市の中心部にあり、この広場周辺には市庁舎等市の行政機関が集まっている。広場に隣接して大きな公園もあり、それは人民公園と呼ばれているが、中には小さな動物園とか、遊園地なども併設されている。上海人民は全く1日をここで過ごすことができるのだ。

 

この人民広場に面しては世界のファイヴスターホテルの幾つかが集まっている。東京の日比谷公園を囲むように、幾つかの5星ホテルが並んでいるような構図だ。この広場の北端にラマダホテルがあり、そのホテルの裏側に、自分が上海に来ると良く行っていた蒙古、東北料理の店があり、気さくな小母さんの経営で、言葉が通じなくても、何となく分かるような雰囲気で、料理は安くて美味しい、3年前のネギさんとの旅行でも、ここまでやってきた店があるが、そこへ行く積りで人民広場までやってきた。駅を降りて、広場の横端を歩いて向かったが、ラマダホテルの前辺りに来たところで、行くのが面倒になって止めた。お腹もいっぱいだし、更に又羊の餃子とビールを飲むほどのお腹の余裕はない。

 

又地下鉄駅に向かって歩いていると、どこからともなく二人連れの若い女性が近づいてきて、何か話しかけてくる。どこから来たかと聞くので、日本人だと答えると、自分たちはどこそこの大学生で、今英語を勉強している。近くにお茶屋があるので、そこへ行って話をしないかと誘ってくる。所謂街娼には違いないのだが、如何にも学生風で擦れていない。日本風にいうと援交学生のようだ。中国でも今ではこうしたInstant Loveは半ば公認だ。昔からあったかも知れないが、共産主義の国、売春はご法度だ。自分も少しは気もそそられたが、今回は単身りょこうではなく、ツアーだ。何か問題を起こし、他のメンバーに迷惑をかける訳には行かない。値段を聞く前にその誘惑を振り切って、地下駅に向かった。

 

再び江蘇駅で降りてホテルに向かってあるいていると、中西女芸という、戦前の学校跡があった。何か日本的な名前だ。

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この近くの歩道には芸術的なオブジェが置かれていた。

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上海はなかなか物価的な街だ。フランスの香りもする。

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