ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.6(月・雨)小池圧勝。日本人の大勢順応主義。

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昨日行われた都知事選。8時の開票直後に早々と小池再選が報じられた。それも2位以下を圧倒的に引き離す大差の勝利だ。今日の新聞には小池圧勝、と大文字が躍っている。

今回の選挙は自民が独自候補を立てずに小池支持に回ったことからほぼ大勢は決したと言って良いだろう。更に輪をかけたのは、対抗馬として宇都宮が出馬宣言をしているにも関わらず、山本太郎や維新の元熊本副知事小野が出馬することによって、反小池票がバラバラになり、決定的なものとなった。結果が分かっている選挙だから、投票率も最悪で、40%にも届かず、過去最低を記録するだろう。旧知の悠久さんも指摘していたが、小池以外に選ぶ人がいなければ、この結果も当然のことか・・。

東京都は巨大な大都市である。首都圏全体では日本のGNPの4割を占め、都だけでもフィリピンやインドネシアよりも巨大で、北欧3国と並ぶ程の巨大な経済圏を持っている。だから誰が都知事になるかは、日本全体の経済としても重要な要素ではあるが、過去4年、小池には大きな失政が見当たらなかった。学歴詐称があったとしても、それは大きな問題にはならない。ここ連日のコロナ関連のテレビ出演で、知名度は黙っていてもうなぎ上り、テレビを見ない人にも知れ渡っていった。中身は問題ではない。タレント性があるかないか、どれ程知名度が高いか否か、それによって当選される確率が大いに変わってくる。

宇都宮は現弁護士でもあり、サラ金問題に取り組み、市民派弁護士との期待も大きかった。自分も株式では最初に静岡のサラ金会社、クレディアの破産、続いて武富士の破産と大きな痛手を負ったが、それは自分自身の問題で、サラ金に苦しむ被害者に手を差し伸べる彼の姿勢には好感を持っていた。後からこの被害者を食い物にする弁護士集団が出てきたりしたが、宇都宮はそれには同調はしなかった。市民を中心に考える彼の姿勢に同感し、一票を投じたが、小池には遠く及ばなかった。大勢順応の日本人、或いは事なかれ主義の日本人の気質を大いに利用した小池の顔出し作戦には手も足も出なかった。

投票所では候補者名簿の最初に沢しおん、の名前が出ていた。名前からし女性候補のように思えた。ただ女性候補は唯一、幸福党からの女性だけかと思い、帰って調べたら、青学出身のIT起業家で本名は澤紫臣と言う。最初に名前が出ていて、女性らしい名前だから、結構票を集めた。幸福党の七海ひろこの倍以上を集めていたが、それでも3000票には届かない。

みっともないというか、不埒なのは反NHK党で、ここから4人も出ているが、党首の立花ですら1万票にも至らず、他の3人は100人にもいかない。選挙の冒涜だろう。NHKに反対することは良い。自分も一部番組には反対だ。お金をかけ過ぎると。視聴料は税金と同じだ。無駄な税金を使ってはならない。それをネタに国政とか選挙を食い物にしてはならない。こんなゲスな人間は国政からも追放すべきだ。

鹿児島の知事選は確か来週の筈だ。4年前、元NHK社会部記者の三反園がNHKを辞めて知事選に立候補し、見事に当選したのは、拍手を送った。今回改選だ。頑張ってくれ。NHKにもいろいろな人がいる。高額の支払いをしてビートたけしタモリを重用する必要性はどこにない。もっと視聴料を下げるべきだ。

 

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