東京都知事投票日。全国に都は東京しかないのだから、都知事と言えば東京を言うのは自明の理だが、昔から言いならわしている慣用語のようになっている。早く大阪が都に昇格すれば、東京都という意味も出てくるのだが・・。
戦前は東京府で東京府知事だった。その時も府は一つだったから府知事でも良かったのだが、大坂と京都が府に昇格し、同時に東京は都に格上げとなり、府知事の混乱は生じなかった。バンコクは数年前にバンコク特別区を都に昇格し、今はバンコク都と呼んでいる。中国は頑なに都の使用をしないで、直轄市と呼んでいる。重慶直轄市は３０００万人を越える巨大都市だ。それでも自治区のように見えて自治区ではない。中央の共産党が一党独裁で、重慶も上海も北京も地方の人事は一手に牛耳っている。その延長線上に香港があった。
今日の都知事投票日。選挙権、投票は憲法で定められた国民の権利でもあり、又、投票所へ足を運ぶことは国民の義務でもある。
小雨が上がった午後、東中学へ行く。どの道小池氏が選任されるだろうが、批判票を集めなければ。国民の首長として総理がいて、都民の首長として都知事がいるが，その二人とも嘘つきで、ウソを平然と垂れ流す。どちらにしても国民、都民の首長としては相応しくないのだが、何故か人気は高く、選ばれる。困ったものだ。この貴重は投票権を金を買った前法務大臣がいたが、それは総理の秘蔵っ子で、かばん持ち、お茶坊主だ。今となっては総理は知らぬ存ぜぬ、決めたのは幹事長だと。責任を他者に擦り付ける無責任ぶり。
まあ、小池も似たようなものだが、やむを得ない。選挙の結果選ばれるなら従うしかない。
宇都宮候補。周囲の人は止めておけ、と忠告する。都が共産国家のようになるよと。そうは言っても国ではなく、地方行政、３回も頑張っているのだから、少しは花を持たせよう。市民派といううたい文句が良いじゃないですか・・。政治は国民、市民に寄り添うものでなくてはならない。上辺だけの言葉はいらない。
