ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.18(土・小雨/曇)無明の人々、社会。

 

 

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昼前、霧雨のような細かい雨が降っていたが、午後から止み、少し野川を歩く。ここの処雨続きで歩行が余り伸びていない。こういう機会を最大限利用しなくては・。久しぶりに8000歩を歩く。

 

自分もそうだが、世の中に如何に多くの無明の人がいるのか・・。殆どの日本人が無明の人かも知れない。今日自殺が報じられた三浦春馬さん、まだ30歳の若さなのに、無明の中にあって、自殺と言う最悪の選択肢を選んだ。原因は何かまだ具体的には報じられていないが、家庭が複雑だったらしい。水戸の実家には20年ほど前、両親、祖母、本人の4人で転居してきたが、5年前に母と祖母が家を出て、義理の父も去年暮れに家を出て、実家は無人になっていた。上り盛りの俳優でNHKにも登用され、これからの活躍が期待されていたが、余りにも若い人生のケジメだ。可哀そうだが、この人にも身近に相談者がいなかったのだろう。どんな誰かにでも、少しでも悩みを打ち明けていたら、こんな悲劇的な結末を迎えなくて済んだと思われるが・・。覆水は盆に戻らない。失われた命は還らない。

彼は単なる無明の人で、最たる無明は、先週蒲田で起きた3歳児放置餓死事件だ。24歳の母親が、3歳女児を自宅に置いたまま8日間も不在にし、鹿児島へお遊びに行っていた。3歳の幼児を1日でも放置すればどうなるかは、普通の大人なら誰でも分かることだ。だが、この24歳にもなる母親は、そのことに全く意識が及ばなかった。何が問題だったのか・・。単に教育の問題、動物本能の欠如、自己の欲望を抑えきれない衝動、何がこの女をこうした非人間的行動に走らせたのかは、教育学者も精神行動学者も分析に困るだろう。一言で言えば、全く無明の人。世の中の仕組み、人間性、母性愛、その他、普通の人間が自然に身に付き、社会から学ぶ人としての本質が全く欠如したまま大人になってしまった。性欲だけは人並みで、若くして子供を産み、その真子をほったらかして、愛人の元に走る。1日放置したら死に至ることに全く思いも及ばないで・・。

この女は最たるものだが、他にも似たような無明の人が起こす事件は後を絶たない。野田市や目黒区の幼児虐待死事件、パチンコに夢中になり車内に放置して熱中症で殺す事件は毎年各地で起きている。今や日本は無明の社会に入りつつあるのだろうか・・。

 

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