ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.15(木・曇り)頭でっかちの府省庁。

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河野行革大臣は、何をやらせても勢いよく、元気者で、祖父を彷彿させるが、あれやこれや、印鑑をなくしたり、行革三昧で、ニュースには事欠かない。以前、中曽根さんが、総理になる直前、行革大臣をやって、周囲はこれで干されて、総理の目は無くなった、と見ていたが、田中総理のドサクサの中で、見事総理に就任し、最後は大勲位の栄誉まで授けられた。若き河野氏も中曽根大勲位の例を見習って、頑張っているのかも知れない。

その行革で、最近は今問題になている学術会議の行革をしばしば口にしているが、方向が間違ってはいやしないか。本来やるべきは足元の内閣府ではないのか。

随分以前、その中曽根さんは行官庁長官だった。防衛大臣もやったが、その時は防衛庁長官だった。組織が大きくなって庁から省に昇格した例は、幾つかの省庁に見られる。昔は省庁と言われ、省の下に庁があって、庁は一段下に見られていた。しかしこの内閣官房内閣府安倍総理時代に急激に肥大化し、ある日突然、各省庁の上に君臨することとなった。

ここ数年、政府、マスコミ等は府省庁と呼ぶようになって、いつの間にか、府が頭にきて、省庁をリードする形になった。実際、内閣、内閣府総理府内閣官房、の頭でっかちの総理お膝元は、他の行政省を圧倒して、最大規模の役人を擁している。威勢の良い河野行革もこれからの時代の平井IT大臣も皆おひざ元の大臣だ。河野大臣の先ず最初にすべき行革は、この頭でっかちで、

各省庁の上に君臨する内閣、内閣府、官房府を整理統合し、本来業務を行政官庁に戻すことではないのか。威勢が良いだけでは、トンチンカン大臣といわれるよ。

 

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