本日の衆参指名選挙で、岸田新総理誕生。21人の大臣の内、13人が初だが、内訳を見ると、その半分以上が2世3世議員で、門閥出身でないのは数える程しかいない。僅かに数人だ。余りにもひどい門閥の寡占化の印象を薄める為のアリバイ工作のように借り出されているようだ。碌でもない2世3世4世議員。日本の政界は既に占領されてしまった感じだ。
30数年前、田中闇将軍のバックアップで総理になった中曽根は、最初は田中直角内閣など揶揄されていたが、日本の総理としてはそれでは余りにも酷だと、田中曽根内閣と呼ばれるようになったが、又その30年前の亡霊が蘇ったようだ。安倍―麻生の直角ではないにしても、岸田半角内閣。顔の半分はA-Aを向き、残り半分はどこを見ているか・・。口では国民、国民と言ってはいるが、国民の方は殆ど向いてはいないだろう。
国会会期末の14日解散、投票日は今月末の30日。残すところ、もう既に1か月を切った。選挙の結果次第によって、岸田体制が強くなるか、更に弱体化するか・・。今回の投票は見ものだ。
金曜のNYがダウ、ナスダック共に大幅高で、今朝の東証も、200円以上の上げから始まったが、9時半過ぎ、香港市場が開かれると、急速にマイナスに転じる。先週は1週間下げ続け、1500円も下げてしまったが、今日はNYの如何に拘わらず、当然の反発上げなのだが、恒大に水を差された。香港市場が恒大の取引を中止したのが伝わり、東証も大きく下げる。取引停止、33兆円の巨大倒産の雲行きになってきて、市場に大きな動揺が走る。今日は上海は休場だが、明日開いた段階で、どんな破局が待っているのか、今から心配だ。
新内閣スタートで、いつもはご祝儀相場になるのだが、今日は326円安の28,444円。明日にはこの28,000円も割り込むかも知れない。コロナ以上の脅威が日本にやってくる。