蔵前場所、１５日間の対戦を終え、千秋楽となる。毎日テレビを見ていて、あっという間に過ぎた２週間。今場所も３場所連続で照ノ富士が優勝し、１０３年ぶりの記録を作るかと期待して見ていたが、１２日目、照ノ富士が土俵下に落ちた際にかかとを痛め、本来相撲が出来る状態ではなかったが、一人横綱の責任を果たすために、最後の今日まで土俵に上がった。
そんな横綱の状態とは関係なしに、今場所の御嶽海は強さが光った。一本押で相手を土俵外に突き落とす威力は力強かった。１３勝２敗で見事に優勝。彼自身３回目、１３場所ぶりの優勝だが、日本出身の力士としても、１年ぶり以上の快挙だ。
この成績で、御嶽海、大関昇進が決定。今いる二人の大関、貴景勝、正代が不甲斐ない成績で、いつ陥落するか分からない状況で、一人御嶽海が大関陣に加わるのは、頼もしい。
今場所、アビの成績が顕著で、力強さを発揮。相場所は３役、近いうちに大関も射止めるだろう。新旧交代、新しい波が国技館に押し寄せてくる予感もする今場所だった。
次の３月場所、２か月のスパンは長いが、この間の稽古で、又、次の新星が生まれて来るか・・。又、大関に上がった御嶽海の更なる活躍で、綱も期待できないことはない。３月場所が待ち遠しい。
朝から曇り空で寒い１日。そんな寒い日の心肝を震えさせるような事件が昨日池袋であった。８２歳の高齢者が池袋の連れ込みホテル、ベッドの上で裸で刺殺されているのが発見され、周辺の防犯カメラの映像より、２４歳の女が八王子で逮捕された。
自供によれば、路上でこの老人と知り合い、ホテルに入ったが、何らかのトラブルで老人を殺害し、金銭を奪って逃走したとのことである。報道では女の国籍がどこか明らかになってはいないが、地方の田舎から出てきた日本人の女ではないような、犯行形態である。
この高齢者も元気なものだ。このコロナ禍でも浦和から池袋まで出てきて、女を物色し、ホテルに連れ込む。８２歳になってもまだ下の方は元気だったのだろう。既に奥さんを亡くし、子供たちも独立して、独り身の寂しさを夜の街で紛らわそうとしていたのか・・。新聞では今野勝蔵さんと名前も公表されていて、本人の不名誉ではあるし、関係者も驚いただろう。ただ、売春行為は犯罪だから、こうした形で名前が公表され、不名誉な最期を遂げたとしても、自業自得だ。まあ、最後まで元気で、こうした死に方も本望だったのかも知れない。８２年、波乱の人生を閉じる。
