ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.14(水・曇/雨)内閣のNHKテレビジャック。

 

 

昨日のNHK夜7時のニュースは7時25分から開始された。朝7時と夜7時の定時ニュースはNHKが放送開始以来の決まり事で、国民もそれを信じ、定時にニュースが放映されるのは当然の決まり事で、時報に続いてその日のニュースが報道されるのは長い間の慣習で、大きなニュースではなく小さなニュースであったとしても、定時の報道を聞くことで、安心感も得られていた。

過去にも何か大変な事件事故が突発的に起き、その報道の重要性からして、定時の7時にニュースが始まらなかったことも過去にはあったかも知れないが、自分にはその記憶はない。仮に大事故大事件があったとしても、その報道は7時には一時中断し、手短にニュースを流したのちに、又その重大事件の報道に戻るのが常だったと記憶している。

 

だが、昨日はそうではなかった。7時前から始まった総理記者会見が延々と続き、7時になっても会見場からの画面は切り替わらず、そのままダラダラと会見を垂れ流し、更にご丁寧にも記者の質問まで垂れ流した。相撲の中継にしても国会中継にしても録画という便利な保存方法があって、例えばニュースが終わった後から中断された部分の録画を放送するとの方法は取られなかった。総理の会見が7時のニュースを妨げる程に緊急性があったのか! NHK報道部はニュースを遅らせてでも、総理会見の方が緊急であり、録画では価値が損なわれるとでも思ったのか!

そうではないだろう。総理官邸乃至秘書官か補佐官辺りからNHKに対し強硬な申し入れがあって、総理の会見報道は中断や録画放映ではならんと。それでNHKとしても、長年の決まり、慣習を一時棚上げしてでも、総理会見を流し続けた。バカげた話だ。

 

NHKが官邸の強い圧力で報道姿勢が捻じ曲げられ、録画で流しても良いような内容の会見を恰も7時のニュースよりも重大事であるかのような飾り付けを行い、NHK自らを貶め、国民を間違った方向に誘導する。公共放送としてはあるまじき姿勢であり、これからもどんどん時の政府の御用報道に成り下がり、政府の広告塔になって行く。

NHKは政府の御用報道局ではない。国民から視聴料を集め、その視聴料で経営され、税金は一切受けず、純然たる国民の放送局であることを忘れ、認可行政の郵政省の言いなりになり、政府のお先棒を担いでいるようでは、国民からの信頼を失くし、いよいよ不払い視聴者も増えて来るだろう。自分もNHKの昨日のような対応を見ている限り、不払い側に立ちたくもなる。

 

それにしても事故から既に3か月も経つ宮古島自衛隊ヘリの墜落事故、政府、自衛隊からはその後の報道が全く絶えているが、これは情報隠しではないのか。NHKマスコミが政府の情報隠しに加担するような姿勢を取ったら、国を誤ることになる。