ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.22(土・晴れ)戦国場所の大相撲、名古屋場所。

 

大相撲名古屋場所、千秋楽を明日に控え、いよいよ大詰めの晦日になった。新入幕19歳のザンバラ頭、白桜鵬の快進撃が止まらない。横綱琴桜と同じ鳥取倉吉出身。関脇陣をなぎ倒し、今日は2敗の北勝富士を突き落とし、同列の3敗に並び、明日の千秋楽を迎える。同じ3敗に強敵豊昇龍がいるが、今日までの取り組みを見ていると、粘り腰があって、優勝はあながち夢ではない。もしも新入幕優勝となれば109年ぶりの快挙。大正時代以来だ。

 

以前幕内どん尻で優勝した徳勝龍だが、良い時はこの時だけで、その後は負けが続き、今では十両からも落ちて、幕下最下位。今場所も成績は振るわず、幕下を落ちる可能性もある。相撲は実力の世界。一時のラッキーはあっても、実力が伴わなければ、ずるずる番付を落としていくのは世の常だ。元大関の正代も御嶽海も高安も負け越してしまった。いずれ十両に落ちるかも知れない。

 

以前は大関を張っていた朝の山。コロナ禍の夜遊びが祟って、2年間の出場停止。序二段まで落ちたが、その後、心を入れ替え、みる見る昇進し、今は前頭上位。今日も大関霧島を豪快に投げ飛ばし、新大関霧島を負け越しにさせた。今7勝7敗で、明日の千秋楽に掛けるが、いずれにしても、彼も近々大関は間違いないだろう。

関脇の3人、来場所の大関争いをしていたが、今日の豊昇龍と若隆景の1戦、豊昇龍が勝って3敗を守り、来場所の大関に大手を打った。若隆景も来場所は逃しても、いずれ大関になる逸材だ。

 

蔵前ではいつも正面桟敷に蔵前美人を見るのを楽しみにしていたが、最近数場所は姿が見えない。ここ名古屋では、正面横に堂々とした姉御風の大女将がどんと構え、毎日同じ場所に座っている。その大女将の周りには、これまたコワモテ風の親分風情が何人か取り囲み、女将のご機嫌を伺っている。どこの谷町筋かは知らないが、名古屋の気風なのかも知れない。

正面右手には毎日同じ場所にNHK元解説者の杉山さんが早い時間帯から取り組みを見つめている。時々は手帳を取り出し、結果などを書き込んでいる。NHKの相撲人生。もう90歳をとうに超えている筈だが、見るからに歳を感じさせず、熱心に場所通いをしている。相撲に取りつかれたのか相撲あっての彼なのか、もうこうなると病膏肓の感である。

さて、いよいよ明日は泣いても笑っても千秋楽。横綱不在の戦国場所を制するのは果たして誰か・・・