大相撲九州場所千秋楽。1敗で追っていた熱海富士が結びの2番前の琴ノ若に破れ、この時点で霧島の優勝が決まった。大関になって2場所目の優勝。次の横綱候補に躍り出た。同郷の豊昇龍も頑張っている。この二人が横綱争いをしていくのだろう。
ケガで不調だった朝の山も徐々に回復し、最後の数番、力強い勝ちを納めた。ケガからの復調すれば、期待が持てる。
今場所は静岡勢が頑張った。戦前戦後を通し、静岡の力士がこれ程場を賑わすことはなかった。静岡に住んでいた頃、地方版に本日の郷土力士の取り組み結果が出ていたが、それはいつも十両以下の幕下の番付だった。
最近は熱海富士とか焼津出身の翠富士が頑張っている。又隣では大磯出身の湘南の海。従来の青森、東北、九州勢の中に加わって、兵庫とか静岡辺りの力士の活躍は目を惹く。
締めの大相撲が終わって、今年も過ぎて行く。これからは年末に向かって一直線。世界では各地に騒乱があるが、日本は平和裏に年が過ぎて行くだろう。
従来の殺人事件、凶悪犯罪は、大体が被害者が女性で、犠牲者になっていた。だが、男女同権が進んで来た最近の犯罪世界は様相を変えてきている。犯罪も男女同権になったのか。半年前札幌で起きた首狩り事件。26歳の若い女性がホテルの風呂場で男性被害者の首を切断し、両親もその葉罪に加担した。
昨日の名古屋の事件。42歳の中古品販売会社の社長が自宅マンションのクローゼットの中で殺されていたのが見つかったが、逮捕されたのは元従業員で29歳の女。数千万円の使い込みが発覚し、毎月5万円程を返済していたとのことだが、1か月前、殺害に及んだ。手足を縛り、クローゼッとに押し込み、店舗は病気による休業の張り紙を出していた。
この2件の犯罪、男以上の大胆不敵な犯罪で、これからの時代、相手が女性だからと言って安心できない社会になってきた。弱きもの汝女なりはもう死語になったかも知れない。