
11営業日連続して下げ続けた東証日経、昨日は辛うじて36円高に終わり、不名誉な連続下げ記録を作らなくて済んだが、今日は又更に下げる。一時は400円を超える下げだったが、買いも入り、後場は300円マイナスを行ったり来たり、終り値で229円安の37,913円で終わった。最後の数分間で100円程巻き戻したが、それでも38,000円までには届かなかった。
この連続安値が続く直前には4万円にも達し、年末に向けての明るい兆しと思えた相場は突然に暗転、無茶苦茶な状態になった。石破の人気が上がらず、自公過半数割れを市場は見ているのか、政治の混乱で日本株は売り一色に傾いている。泣いても笑っても命運は明後日日曜日に決まる。晴れて金バッチを嵌めて議場に登壇する人もいれば、この先数年、冷や飯を食う先生方も出て来る。いや、その時はもう先生ではなく、タダの人だ。
4万円が程遠くなって、もう2000円も乖離してしまった。今日が総選挙前の底値になってもらいたいと願う次第だが、自公は少数与党の捻じれが出来て、株価はいよいよ落下の一歩を辿るのか・・。月曜の事は神のみぞ知る。兎も角NYも東京も、魔の木曜日は無事に通過した。年末に向けて、本当に元気になってくれ。これでは歳も越せない。
新聞が劣化しているのは今に始まったことではない。江戸時代のかわら版からスタートした明治以降の新聞は、速報性、ニュース性、時事性をモットーにしていたが、殊、毎日新聞はその役割を放棄している。
3日前に発生した大阪大東市での親子3人放火自殺事件、今日まで紙上では全く報じられていない。ニュースを新聞にしか頼っていない購読者に取っては、大阪でこんな大きな事件があったことなぞ、露にも考えは及ばない。
放火が隣家に燃え広がって、死者がもっと沢山でていれば、流石に腰の重い毎日も報道するか。
この放火に至った周辺状況、82歳で焼死した父親の病状、鳥取から急遽呼び寄せられ一緒に焼死した長男家族の鳥取での家庭状況、父と同居していた42歳の次男の生活状況、等々、報じるべき内容は沢山ある。
選挙報道も大事だが、こうしたごく身近で発生した重大事件の詳細、背景等々を購読者に伝えるのが、新聞の大きな役割に一つだが、最近の毎日はその役割を放棄したと言わざるを得ない。
