ちゃおチャオブログ

日々の連続

西国巡礼・琵琶湖周遊の巡礼記(10)竹生島に向かって。

大きな琵琶湖だ。竹生島も遥か先に小さく見える。

 

  • 出航の時間になった。この長い桟橋の先に係留されている船がフェリーだ。

  • 琵琶湖汽船竹生島までは25分の乗船だ。

  • 10時半、フェリーは出航し、今津の街並みが遠のいていく。

琵琶湖周辺には過去数回来ているが、今まで竹生島へ渡ったことはなかった。湖中に一つだけポツンと浮かんでいる小島。いつかは渡ってみたいとは思っていたが、こんな形、西国巡礼の一環でやって来るとは当時は考えも及ばなかった。今はこの辺りの町村は広域合併で高島市となっているが、以前はカタカタの町名、マキノなどがあって、珍しいと思った。当時、全国に幾つのカタカナ、ひらがなの町村が存在していたかは知らないが、自分が知っている唯一の市、それは沖縄にあるコザ市で、今はその市も合併などで沖縄市に変わった。ここ今津の隣のマキノも今は高島市となって、昔の町名は存在していないだろう。全国では新たにひらがなの町村も生まれたかも知れないが、カタカナの町村はもうないだろう。

1日数便しか出ていない竹生島へのフェリー、と言うか渡し船。小さな待合室から外の琵琶湖を眺めている内に乗船案内があって、湖に突き出た桟橋の先から乗船する。今日は風も無く好天で、海は静かだ。ここから見ても大きな湖で、反対側の大津の町は全く見えない。大津から草津に掛けて高層マンションも幾つもある筈だが、茫洋として建物は見えない。春霞ならぬ晩夏の靄か。

乗客は20人程。出航案内と共に長い桟橋をフェリーに向かう。陽気も暖かく風も無く、デッキに出ている人が多い。多分皆さんも初めてなのだろう。あちこちの方向にカメラを向けて写真を撮っている。日本一大きな湖、この湖上を渡るのは皆それぞれの感慨を持っているのだろう。後ろ甲板の右側に行ったり、左側に行ったりして、湖岸の左右を眺め、写真に撮っている。その内、前方に見えた小島がどんどん大きくなってきて、島に近づく。乗船は僅かに25分だ。

 

今津は江戸時代以前から発展している古い港町だ。

 

  • 琵琶湖舟運、マキノはどの辺りか・・。

     

    湖が大きくて、大津の町並みは全く見えない。


    前方に竹生島が近づいてきた。