総選挙から2夜明けた今日も、まだ風雲は収まらない。党派間の裏工作が盛んなようだが、台風の目は国民・玉木だ。この二日間、晴れ晴れしい顔をしている。今日新聞をチェックしたら、自公の大幅減が騒がれているが、その陰で、維新は5人減、共産も二人減となっていて、追い風は吹かなかった。驚異的なのは国民の躍進で、7から28議席と4倍増になった。公明の24議席よりも上になった。得票数で見るとそれは顕著で、国民は前回の260万票から2.4倍の617万票。実に公明、維新の得票数を上回った。自民から逃げた票の大半が国民に動いて行った。第2自民党の面目躍如である。
こんな政治の混乱の中でも東証は我関せずの独歩高.3日連騰で今日も又373円高の39,277円まで伸ばす。出来高は実に34億株。ブームが来たような出来高だ。何が何だか分からない。こんなブームの中でも沈んだ銘柄の期日が迫り、今日は泣く泣くマックを6500円で処分し、期日返済の迫った信用借りの清算に当てる。長らく保有していたが、遂に縁切れとなった。正に銘柄選びを間違えた。
30年前のバブルが弾けた頃には毎年3万人を越える自殺者が出ていたが、経済が安定すると共にその数を減って来たが、1万人を下回ることはない。交通事故死は年々減って来て、もう何年も前から数千人のレベルに落ちてきているが、自殺者の数は未だに2万人前後を行き来している。
厚労省の統計によれば去年の自殺者は前年とほぼ同数の21,837人。何故か男性は女性の倍で、約1.5万人。女性はその半分だ。自殺の動機にはいろいろあるが、健康問題が最多の約1.2万人、次に経済苦で約5000人が自ら命を絶っている。バブルが終わった頃には多額の債務でにっちもさっちも行かなくなり、行きつく先が自殺だったが、最近の経済苦は、貧困ゆえの日々の生活が成り立たなくなっての結果だ。政治の貧困が、困窮者を追い詰めている。これから誰が総理になるかは知らないが、この日本から自殺者ゼロを目標に掲げていかなければならない。自殺は人口減少に輪を掛けていく。