ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.16(月・晴れ)半沢直樹、ぼんくら頭取、お前はクビだ!

 

10年程前の連続テレビドラマの人気番組、主演の堺雅人演ずる半沢直樹。銀行の不正に果敢と立ち向かい、眼を三角にして時の頭取を追求する。視聴者は喝采し、視聴率も高かった。

 

その正義の使者、半沢直樹に追い詰められた大銀行の頭取、事もあろうに今回の大事件は何と三菱UFJの半沢頭取だ。テレビの世界から半沢直樹が飛び出してきて、世界の大銀行、世界のビッグ10にも入る大バンカー、三菱の半沢頭取に引導を渡す。「お前はクビだ!」

 

日銀地下の大金庫の次に日本で2番目に安全な場所と言ったら、3大都市銀行の貸金庫である。預け主の知らない間に誰かが入り込んで、預け資産を盗まれる!そんなバカなことはあり得ない。もしもあったら信用は大失墜だ。しかし人間社会、森羅万象、誰も想像していなかった驚天動地、青天の霹靂! 耳を疑い、目を塞ぐ大事件が起こった。それも1回や2回のほんの出来心ではなく、計画的に何年にも亙ってコソ泥が繰り返えされたのだ。

 

今日その半沢頭取が漸くマスコミの前に顔を出し、事件の一端を報告した。犯行者は40代の女性行員で、支店ではNO.2の支店長代理で、貸金庫管理責任者だった。全く猫に鰹節の留守番をさせたようなものだ。 2020年の4月から4年半にわたって繰り返し犯行を重ね、その数60数回、今年の10月、顧客からの指摘により、漸く犯行が露見したとのことである。現在判明している被害額は10数億円!

 

このボンクラ頭取! 顧客との信用、信頼を最も重んじる銀行で、しかもその中でも日本のトップ3銀行。ここに狡猾なコソ泥が潜んでいて、4年半もの間、銀行サイドは全く気が付かなかった。ぬるま湯! 安心しきって、任せきっていた。こんなぬるま湯体質にしたのは、トップの頭取の責任で、お前はクビだ! 関係する役員全員も首だ! この信用失墜を挽回するには、それ位厳しい処分を自身に課さなければならない。世界に対する日本の信用棄損も重大だ。1銀行内だけの問題ではない。

 

今日の発表では期間と総額程度の話しか出なかったが、この女子行員の採用状態から、それまでの経歴、支店No.2にまで昇格した人事制度、日頃の行動、交友関係。勿論詐取金の使い道。その他一切合切を隠すことなく公表しなければならない。これでも自分は僅かに100株だが、株主だ。今まで株主総会など出たことは無かったが、もしも総会までに頭取の管理責任、任命責任、等々を明確にし、辞任を表明しない場合は、今度は総会に乗り込むぞ。絶対に居座りは許さない。