ちゃおチャオブログ

日々の連続

造幣局の通り抜けと醍醐の葉桜(3)鹿の苑と浮見堂。

荒池のすぐ間近に興福寺の塔が見える。
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右手には春日の山、その奥の柳生の里に続いている。
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小雨も上がり、雨霧も晴れてきている。
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独り占めしている自然の景色。贅沢な空間だ。
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振り返ると奈良ホテルが木の間隠れに見えている。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
 
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春日茶屋の林間を通り抜け、鷺沼に向かう。
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奈良ホテルの坂を下り、荒池を通り鷺池の浮見堂に向かう。以前奈良在住の田島氏と浮見堂論争があって、当方浮見堂と言ったら琵琶湖の七夕、堅田の浮見堂に勝るものはない、と主張したが、田島氏はここ奈良の浮見堂を譲らず、その当時当方は猿沢池に浮かぶ小さな御堂しか思い浮かばず、田島氏の主張には全く耳を貸さなかったのだが、今日初めてその浮見堂を見に行く。

荒池を真ん中に分けて道路の左側には興福寺五重塔が身近に見え、右手の池の先には春日山、その先の柳生の里の山々が細かい雨に煙り、或いは霧となって山を隠している。この場所での風情も又奥ゆかしいものがある。奈良なればこその景色かも知れない。

一旦春日神社参道に出て、松林の中にいくつか点在している春日茶屋の間を通り抜け鷺沼に向かう。途中鹿の屯している苑があり、何尾もの鹿の親子、家族が朝の寛ぎをしている。朝露に打たれた鹿毛が瑞々しい。今の時間、誰も来る人のいない林間道だから、鹿も安心しきっているようだ。いや、日中でも観光客はこんなところには来ないだろう。

荒池の半分程もない小さな池の真ん中にその浮見堂はあった。松林の先の池の中にその御堂は浮いている。誰の発案で、誰の決定で、こんな山間の殆ど人もやってこないような場所に、このような凝った御堂を建てたのか・・。寺社関係者の幽鄒な静寂を求めた結果がこの場所にこのような浮世離れした浮見堂を建てさせることになったのか・・。
見て良かった。明日田島さんに会った時は、15年前の非礼を詫びなければならない。
 
 
 
 
ひっそりとした林の中に鹿が群れをなしている。
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皆平和そうに朝のついばみをしている。
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しかしそれにしても凄い数の鹿の群れだ。
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林の間から浮見堂が見えてきた。
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ああ、品のある御堂だ。静寂の中に浮かんでいる。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
 
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15年前、田嶋氏はこのことを言っていたのか・・
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