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日々の連続

中国・歴史の旅(12)上海博物館案内7.古代の青銅器

 青銅器の数々。
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中国の歴史は途方もなく長い。今は2012年、キリストが生まれて2000年が経ったが、中国はそのキリストが生まれてから今日までの2倍以上の長きにわたって、キリストが生まれる以前の時間を経過している。それも単に類人猿の延長のような生物としての人間として生きていたのではなく、地方の分権国家を形成し、行政もしっかりしたものがあれば、貨幣経済、商業も発達していた。勿論漢字もあって、史実も記録されていた。

そうした古代にあって最も進化を遂げていたのは青銅器で、陳舜臣さんか誰かも言っていたように、中国青銅器は古ければ古いほど精巧で、芸術的価値も高く、見栄えも良いものだった。最も精緻な青銅器は殷商の時代のもので、それから時代が下ると共に、形が崩れたり、確かに言えるのは、その精巧さが失われるようになったようである。

確かに言えるのは、古代にあって銅器製作者は、一種の農奴のような存在で、一生を薄暗い穴倉の中で過ごし、死ぬまでの間銅製品を作り続けてきた、と言われていて、確かに自分の命と引き換えに、素晴らしい工芸品を作るんだと言う、そうした並々ならぬ意欲、気魄といったようなものが、作品の中に籠められているのかも知れない。

古代青銅器の研究を専門にする学者に取っては、この場所上海博物館は、古代各地で生産された大量の青銅器を一度に観察することができ、格好のフィールド研究となるもので、当方がこの部屋を見学していた間にも、それらしき若き研究者、二人、三人連れで、色々な角度から銅器を眺め、論じ合っている姿が見受けられた。

そうした周囲の人々の動静は別に置いて、今目の前に光り輝いている展示物が、今から4000年、5000年、6000年以上も昔の名も無き職人により作成され、一旦は地中の中に埋没し忘れ去られたが、再び掘り起こされて今また人々の前に光を放っている。この歴史的感動は研究者でなくとも、等しく受けられるものだった。中国の至宝は先に見て来た陶磁器始め、数々あるが、これ等青銅器についてもその内の一つに上げられることは間違いないことだった。
 
 
 
 
 
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