ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(9)上海美術館の美術品。

3階は現代アートのギャラリーになっているようだ。
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歩き疲れて休んでいる人もいる。
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中国伝統の山水の技法を受け継いでいるのか・・。
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どこか中国風の技法である。
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ああ、どことなくモジリアーニに似ている・・。
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上海美術館は人民公園の直ぐ西側に接するようにして建っている4階建てのクラシカルな建物だが、昨日のInainaさんのコメントにより、この建物は以前は競馬場のクラブハウスだったとのこと。クラブハウスとすれば随分大きな建物で、石造りの豪華なものであるが、戦前この地がイギリス租界地の中にあり、イギリス人により建てられたものであれば、競馬好きの英国紳士には相応しいものだ。考えてみれば、人民広場・人民公園自体が戦前は競馬場だったのかも知れない。

クラブハウスということはつい昨日知ったことだが、二か月前の訪問時にはそんなこととは夢知らず、個展を開いていた台湾彫刻家謝棟梁氏のサインをもらって内心喜び、更に3階へ上り、展示中の絵画等を眺める。

1960年代の文革紅衛兵時代、下放政策によってこうした絵画、芸術等は徹底的に批判され、そうした芸術家は苦しい境遇に置かれ、人々は絵画を愉しむ時間的余裕も心の余裕もなかったが、伝統的な芸術大国、一時的に下火になったとしても、人民の心の中までは変えられない。経済的な余裕が生まれると共に、これ等芸術作品に対する憧憬も芽生え、今は又あちこちで活発な制作活動が行われている。

昨日のゴンタさんのコメントではないが、当方も絵画・美術には疎い。そうした感性が備わっていないのかも知れない。だから3階の絵画展示室を回っても、感性の鋭い人の数%の感動しか得られない。しかしそうした中でも、幾つかの作品には目を引かれるものもある。そうした幾つかをカメラに収め、1階に戻ると、ホールでは今まさに墨筆家の講演が始まっている処。人々は立ったままで話を聞いている。正に立錐の余地のない感じ。こうして方面にも人々の関心が向いていると言う事か。経済の発展は人々の心まで豊かにするということだ。

立錐の人垣をかき分け、外に出て改めてこの建物を眺める。4階には高級レストランがあるようだ。そんな所に一人で行っても意味は無い。今度いつか、誰かを誘って来てみたいような高級そうな感じのレストランだった。
 
 
 
 
現代風水墨画
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色々と目を楽しませてくれる。
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中々良い作品だ。
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1階では大勢の人が講演を聞いている。
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水墨画の先生の話しのようだ。人をかき分け、外に出る。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
 
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改めて建物を見る。この4階には高級レストランがある。何時の日か誰かと一緒に来たいものだ。
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