ちゃおチャオブログ

日々の連続

ビルマ・マンダレー特急旅行(36)マンダレーヒルの山頂寺院。

マンダレーヒルの山頂近くまで登ってくると、数えきれないほどの多くの堂宇が立ち並んでいる。
イメージ 1
 
 
 
祈祷所も又数え切ない程ある。
イメージ 3
 
 
 
 
最貧国の一つミャンマーのどこにこんな豪華なものがあるのか・・
イメージ 2
 
 
 
いよいよ山頂の寺院だ。
イメージ 4
 
 
 
何の、どんな仏か知らないが、人々は熱心にお参りしている。
イメージ 5
 
 
 
 
いわゆる仏教の2大潮流の一つに「大乗仏教」と「小乗仏教」の区分け方がある。日本、中国、韓国などは「大乗」で、東南アジア諸国、セイロンなどは「小乗」である。この「小乗」とは「大乗」側からの卑下した言い方で、この国の人達はそうは呼ばないし、又仏教経典にもそのような記載はない。

「大乗」とは「大きな乗り物」=「マハーヤーン」、転訛して「マハヤナ」、「小乗」は「ヒナヤーン」、転訛して「ヒナヤナ」のことで、この言葉の中には「小さな」とか「小さい」と言ったような意味はどこにもない。「ヒナ」とは「固い岩石、大理石、金剛石」を言うのであって、「ヒナヤナ」とは即ち「金剛石の乗り物」を意味している。かの国の人々は「ヒナヤナ」を「上座部仏教」と言っている。即ち、初歩的な原始仏教より上の位置にある、より進化した仏教という意味である。

肉食、飲酒、妻帯等が許されている日本の既成仏教から見たら全く想像もできないような厳しい戒律がこの上座部仏教の僧侶、修行僧、宗教者に課せられている。いろいろと細かい規定、制約、禁止事項など合計するとその数は数百に及ぶとも言われている。その戒律を日々守らないと破壊僧、破門僧に脱する。

こうした宗教環境の中で生活している庶民も又日本人よりは遥かに信心深い。仏教に帰依する気持ち、施し、喜捨の気持ちは日本人の想像を絶するだろう。そうした人々の結晶の現れがヤンゴン市内にあるシエタゴンパヤーであり、今漸く頂上に辿り着いたマンダレーヒルの山頂寺院なのだ。山の山頂を削り取って平らにし、その頂きに、正に壮麗で巨大な寺院が鎮座していた。
 
 
 
 
人々の宗教にかける思い、帰依の心は日本人の小生には想像もできない。
イメージ 6
 
 
 
丘の上は平らに造成され、大きな寺院が建っていた。
イメージ 7
 
 
 
その前での記念撮影。
イメージ 8
 
 
 
建物のこうしたモザイク模様はイスラム、インド等の西からの影響も受けているのだろう。
イメージ 9
 
 
 
コブラがこの寺院の守護神になっている。
イメージ 10