さまざまなタイ旅行（９５）さまざまなタイ旅行最終章。１日遅れの帰国。

昨夜飲んだ居酒屋「徳利」では、真露しかボトルキープされていなかった。現状の経済を反映しているのか・・。

朝のスワーナブーム空港。

２４時間空港は早朝でも賑やかだ。

新たに購入したタイ航空のチケット。２２，７５０Ｂ，約６万円は痛い！

これから乗るタイインターナショナル機。

タイ語のナーナー（นานา）は、「いろいろな物の詰め合わせ、盛り沢山」等の意味がある。今回の旅行で当方の泊まったホテルはスクンビット通り（ถนนสุขุมวิท）のＢＴＳ・ナーナー駅（สถานีรถไฟนานา）の直ぐ近くにある。今回で３回目になる。このナーナーの雰囲気が気に入って、最近はこのＭＩＡＭＩを主に泊まるようにしている。

今回の旅行はこの地名、「ナーナー」に相応しい様々な出来事の連続の旅行だった。１０数日前、バンコクへ着いた翌日、直ぐにもミャンマー大使館へ行きその日の内に入国ビザを取得するまでは良かったのだが、メーソッドまで行き、そのビザでミャンマーへ入国しようとしたら、このビザは空路入国のみ有効で、陸路からは入国できない、と税関職員に言われ、結局国境に接する町、ミャワデーでの１日観光に終わってしまった。

折角取得したビザを生かしたいと思い、ビザの有効期間３か月を過ぎる前に、今年の３月、又バンコク経由で今度は空路でヤンゴンまで行き、めでたくミャンマーに入国することが出来たが、それは、今回の旅行を終えて２か月先のことである。兎も角今次の旅行で目的としたミャンマーへ行くことが出来ず、結果、タイ北部を周遊することとなったのだった。

旅行前に友人からは、もしも北部のメ―ホンソンへ行くことがあれば、是非、戦争記念館に寄るように、とのアドバイスを受けてはいたが、実際の旅行中には、つい失念してしまった。その時々、その場所場所の珍しさに目を奪われ、あれもこれも忘れてしまった今回の旅行だった。

その最たるもの、最大の忘れ物は、帰国日を忘れたことであり、本来６日に帰国すべき処、それをすっかり忘れてしまって、翌日の７日、当然のことのようにタイ航空カウンターへ行き、パスポートを提示したところ、係の女性は、あれやこれやパソコンを叩いていたが、出てきた言葉は、「飛行機には乗れない」とのことだった。本来昨日の便で帰国すべきところ、もう既に１日過ぎているので、予約してあるチケットは無効だ、との説明。幾ら喚き騒いでも頑として動じない様子。諦めるしかなかった。

地団駄踏んでもやむを得ない。自分のうっかりミスが原因だったのだから、諦めるしかない。もう一度、カオサンまで戻り、例の日本人エージェントの店で安売りチケットを購入しようかとも考えたが、空港まで来て、今更また市内へ戻るのも面倒だ。ではＪＡＬのマイレージを貯めようと、ＪＡＬカウンターへ行ったところ、片道２６，５４５Ｂとのこと。タイ航空は２２、７５０Ｂ．この旅行自体、５万数千円の往復チケットでやってきたが、１日乗り過ごしただけで、この往復料金以上の代金を片道代で払わなければならい。全く高い旅行代についてしまった。

そう言えば、一昨日の夜はＰａｗと遊び夜更かしした。昨日はほぼ１日オーンの部屋でごろごろし、夕方は彼女を連れてナナの徳利で福さんと飲んだ。殆ど意味のない１日を過ごしていた。こういうこともあるだろう。乗り過ごしは今回が初めての経験だったが、長い旅行の中にはいろいろなこともある。プノンペンでは２回も盗難に遭い、今回以上の現金被害に遭ったこともある。

いずれにしても怪我もなく、金銭被害だけで済んでいるので、むしろ幸いだったとも言える。ミャンマーへ入国できなかった代わりに、タイ北部も周遊できたし、昨日飛行機を乗り過ごした結果、１日タイ人女性の生活実態を見ることもできた。高い授業代についたが、良い勉強にもなった。正にさまざまな出来事の連続の今回旅行だった。又来よう。タイは良い国だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
この時の旅行からほぼ１年かけて今回の旅行記も終了する。この間何回かの海外旅行もあり、その都度中断し、間に他の旅行記も入り込んだりした。しかし今日、漸く終了することができた。１年がかりの旅行記だった。

先週、次の旅行を予約した。来週からは又新たな年末年始の旅行が始まる。今度はラオス北部から中国雲南まで行ってみたい。中国国境不穏の状況で、どこまで行けるかは分からないが・・。行き当たりばったりの旅行。それも又旅の楽しみでもある。今からもう夢は飛んでいる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　