ちゃおチャオブログ

日々の連続

1.22.(火・晴れ)日銀政策会合、インフレターゲット2%。

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昨日、今日の二日間、日銀政策会合が行われる。政府側の強い圧力に押され、初めて政府との共同声明の発表を行う。
インフレターゲット2%を目標とし、その達成までに無期限の金融緩和、資金供給を行う、との声明。但し実行は来年度から。
1990年代の10年間は失われた10年と言われ、2000年からの10年も前の10年を引き継ぎ、遂に失われた20年と言われるようになり、2010年も既に三分の一経過しているが、経済は前の20年同様停滞気味で、失われつつある。
過去インフレが2%を超えたのは遥か1980年代のバブルの頃で、もう既に30年以上も前のことになる。以降、物価及び所得は年々減少し、深刻なデフレ経済に陥っているが、社会のセーフテイネットが完備されている現在に於いて、その痛みを感ずる人は少なくなってきている。生活保護者が200万人を越える現在、経済が低調であれ、高調であれ、保護に頼る彼等に取っては関係ないことだ。
所得の移転。1970年代、高金利時代の日本は金利が7-8%付くのは常識で、100万円の定期に年8万円からの利子がついていたが、今は、0.数パーセント、僅かに数百円程度の利子しかつかない。
嘗ての年金生活者はその預金から生まれる利子収入で海外旅行したり、色々なレジャーにお金を使えたが、今は預金を切り崩して遊興費を捻出している。個人預金が1000兆円あるとすれば、消えた金利は年間80兆円にもなり、ほぼ国家予算に匹敵する額だ。この80兆円は国の国際増発に消えている。
 
さて日銀の戦後初の大英断、これから日本の物価を押し上げ、景気を浮揚し、所得、税収を増やして行こう、との方向性、向かう方向は良いとしても、各国エコノミストにはそれ程評価されなかったのか、株価も上がらず、円は逆行高になっている。
お正月に大穴を開けたFXも順調に穴埋めが進んでいたが、ここへきて一休み。さあ、今月中にすべて清算しよう。
 
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