ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(128)チャオプラヤー川のワットアルン。

フェリー乗り場に向かう途中の路地で。王宮が開くのを待っている小学生。
 
 
 
先生に引率されて修学旅行で来ているのか・・。タイの小学生は規律正しいが中学、高校生になってくるとだらけてくる。
 
 
 
 
 
王宮ゲートが少し開いていたので、中の様子を見る。
 
 
 
 
 
さて、チャオプラヤー川に面する船着き場近くにやってきた。
 
 
 
ああ、フェリー乗り場だ。今大勢の人がフェリーに乗り込んでいく。
 
 
 
ああ、川向こうにワットアルンの塔が見える。
 
 
 
ああ、懐かしい。チャオプラヤー川とワットアルンだ。
 
 
 
 
バンコクの街中を流れる「チャオプラヤー川」(แม่น้ำเจ้าพระยา・メーナムジャオプラヤー )は水量豊富で、この川を母川としてバンコク市内には幾筋の運河や水路が作られている。バンコクの別名が「東洋のベニス」と言われる由縁でもあるが、当方も、時々はこの運河を利用して市内を移動することもある。実際、交通渋滞で身動きもとれなくなる陸上のバスやツクツクよりは、余程か早く、しかも川風に当てられて快適だ。バンコクに住んでいる日本人はお高く止まっていて、運河が汚いの悪臭が酷いのと、敬遠しているが、それは10年以上も前の話であって、今では運河も浄化され、悪臭も漂わない。

そうして今朝はナナのホテル・マイアミの裏の方にある「センセープ運河」(คลองแสนแสบ ・クローンセンセープ)の船着き場から、途中、プラトナム(ประตูน้ำ)でフェリーボートを乗り換え、終点の「黄金の山寺院」(วัดสระแก้ว・ワットサケオ)までボートに乗ってやってきた。これから向かう「ワットパークナム」は、チャオプラヤー川向こうの運河沿いにあるので、ここから又ボートに乗って川を横切って行こうと計画していたが、ここから先に行くボートはないとのこと。チャオプラヤーは流れも速く、市内の運河を走るフェリーのエンジンでは横断できないのかも知れない。

やむを得ずここからはタクシーでチャオプラヤー川の波止場まで出て、対岸に渡ることにする。王宮前広場から橋を渡って対岸まで行くバスもあるのだが、停留所を探すのが大変だ。この広場には100ルート以上のバス路線が集中していて、バスストップを探すのに、端から端まで歩くのは大変な労力になる。フェリーで川を渡り、対岸に着いてから行先を尋ねた方がベターだ。

「ワットポー」(วัดโพธิ์)の前のフェリー乗り場からは、川を挟んで目の前に「ワットアルン」(วัดอรุณ)が見える。三島由紀夫の小説「豊穣の海」に出てくる「暁の寺」だ。この寺には過去数回来ている。その内の1回は、外がまだ暗い内にホテルを出て、まだ太陽の登る前の薄暗い川をフェリーで渡り、この寺の前からバンコクの高層ビルの間から昇る太陽を眺め、又少し寺を離れて、太陽光線がこの寺の瑠璃石に反射し、輝く様も眺めたこともあった。思い出深いお寺だ。

対岸の「ワットアルン」の船着き場に着き、この寺に寄らない訳には行かない。何も急いで「ワットパークナム」へ行く必要もないのだ。果たして寺に平田師がいるのかいないのかも分からない。面会の約束時間を決めている訳ではないのだ。ワットアルンの尖塔の上から久しぶりにチャオプラヤー川を眺めてみよう。
 
 
 
 
何回見ても惹きつけられる・・
 
 
 
さて、自分もフェリーに乗って、チャオプラヤー川を渡ろう。
 
 
 
フェリーチケットを3バーツ、10円で買って、桟橋まで行く。外人が多い。
 
 
 
フェリーに乗りこもう。
 
 
 
この川はいつ来ても沢山の船で溢れかえっている。
 
 
 
ああ、バンコク中心部のビル街があんな遠くに見えている。
 
 
 
ワットアルンがこんなに近くになってきた。間もなく着岸だ。「วัดอรุณบางแม่น้ำเจ้าพระยา・ワットアルン バーンメーナムチャオプラヤー」。