ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(134)市内バスに乗って王宮前広場「サナームルーアン」(สนามหลวง)へ。

 ワットパークナム寺の前の古い商店街を通ってバス停に向かう。
 
 
 
何台かバスが並んで待っていたが、その先頭車に乗ると、車掌がラーメンを食べていた。
 
 
 
日本のようにうるさい決まりがないから、皆さん、タイの人は大らかだ。
 
 
 
バスは、タクシン広場、タクシン橋を通り、王宮前に到着。これは確か、王宮を守る陸軍省の建物だ。今の革命評議会、スラユット将軍が現役の頃執務していたビルだ。
 
 
 
バスを降りて、王宮前広場に向かう。
 
 
 
前方にエメラルド寺院、ワットプラケオ(วัดพระแก้ว)の仏頭が見える。
 
 
 
結局ボートに乗ってバンコク市内に戻ることはできず、この地区「パーシーチェルン」(ภาษีเจริญ)のバス停留所から市内バスに乗って、チャオプラヤー川に架かる「タクシン大王橋」(สะพานตากสิน・サパーンタクシン)を渡り、市内に戻ることにした。しかし、ここの地区の名前「パーシーチェルン」とは奇妙な名前だ。「パーシー」(ภาษี)が「税金」、「チェルン(ジェルン)」(เจริญ)が「繁栄、前進」。一体誰がどんな理由でこんな支離滅裂のような地名を付けたのか、その理由も背景も分からないが、きっとタイでは、「税金を払う事によって街も繁栄する」と言った諺でもあるのだろうか・・。これはタイ人に聞いてみないと分からないことである。

「ワット・パークナム寺」(วัดปากน้ำ)、即ち日本語で言えば「水口寺」又は「河口寺」の前の古びた商店街の先に、この地区のバス停留所がある、3-4台のバスが数珠繋ぎで停車している。市内バスは今尚この国では庶民の重要な足で、都心部と川向こうのこの地区「パーシーチェルン」とは多くの人が利用しているのだろう。一番先頭のバスに乗り込むと、出発までにはまだ暫らく時間があるのだろう、運転手も車掌もお客そっちのけで、間食のラーメンを食べている。のんきなものだ。そうそう、タイでは未だにワンマンバスは走っていない。法律で決められているのだろう、車内には必ず一人以上の車掌がいる。雇用対策としては良いことだ。

バスは「タクシン王像前サークル」(อนุสาวรีย์พระเจ้า ตากสิน )を通過した。数年前BTS(バンコク市内高速高架鉄道)が延伸され、チャオプラヤー川を渡る高架橋が出来て、終点がこのタクシン王像前のサークル近くまで伸びてきて、ここで下車すれば、BTSに乗ることも可能だが、バンコク最後の夜、チットさんの店に寄り、又カオサンも歩いてみたかった。バスにそのまま乗り続け、「タクシン大王橋」を渡り、「王宮前広場」(สนามหลวง・サナームルアン)で下車することにした。

広大な王宮前広場を横切って、カオサンに向かって歩く。この広場、来るたびに何かの構築物を建設していて、さしも広大な広場も年々狭まってきている。バンコクも過密都市なのだ。公園を潰さないと、新しい箱モノを作る余地はないのかも知れない。何が出来るのか、その大仰な建物を横目に見ながら、公園の反対側にあるロイヤルホテルに向かった。 
 
 
 
 
あれあれ、広場では又何かの建物を建築している。
 
 
 
今度は又何が出来るのだろう。この広場も来るたびに狭まって行く。
 
 
 
ศาลฎีกา(サーンテイカー)、最高裁判所の建物が見える。司法、行政、軍の最高機関が王宮を守っている。
 
 
 
ああ、広場の端、ロイヤルホテルの前にある女神、「トッカタン」の前にやってきた。
 
 
 
「อุทกทาน 」、 トッカタンの説明書。「ธรณีบีบมวย ผม」(トラニー ビープ ムアイポム)、 自身の髪の毛を編んで、仏に捧げた? 「พระแม่ธรณีบีบมวยผมอุทกทาน」。
 
 
 
どんな神様だろう・・。自分には良くは分からないが・・
 
 
 
ここには、いつも若い女性のお参りが絶えない。