ちゃおチャオブログ

日々の連続

行き違いのタイ旅行(25)旅の終わり。

たまたま今回は安いツアーのベトナム航空でハノイ経由で来たが、このハノイにも後何回来れるだろうか・・
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経済的にも体力的にも旅行は段々間遠になってきた。
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暫らくウトウトし、窓の外を見るともう朝になっていた。
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今回は色んなことを考えていたら、自然に眠りについたようだ・・
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深夜便は寝られる時もあるが、ほとんどの場合、寝付けない時が多い。寝られたとしてもウトウトしていて、半覚醒、深い眠りに着けたことは殆どない。電車の中のうたた寝よりも眠りは浅い。座席の下から絶え間なく響いて来るジェットエンジンの音と微動とか、空中を飛んでいるという不安定な状況が神経を高ぶらせるのかも知れない。今晩も諦めるしかないだろう・・。

今回の旅行は本来楽しい筈だったのだが、幾つかの行き違いが重なり、期待に反するものだった。そもそも当初はいつもの4人、沖縄や大連を一緒に旅行したネギさん、吉さん、稲さん、当方の4人で行く予定だったのだが、20数年付き合ってきた旧友とも言える吉さんが、どんな考えなのか当方との交友を断ち、今までの友情、友愛を終わりにさせて、一緒には行かないことになった。彼には彼の考えがあるのだろう・・。

当方には理解できないのだが、親友の一人と思っていたその吉さんが、今は全くの赤の他人の振る舞い。人間とは突然にこんなにも変われるものかと驚いた次第だが、それは吉さんが初めてのことではなく、過去にも同じようなこともあった。そうした行動は誰にでもあることなのだろう。こうした事もあって、今回の旅行は最初から真に楽しめるものではなかった。

それに更に輪を掛けたのは、バンコク長期滞在者からの突然の要望だった。まあ、何年振りかにバンコクへ行く。Long Stayの日本人の何人かと会って、バンコクの実情、日本の現状を語り合うのも良いだろう、と、訪問の旨のメールを送った処が、彼からの返信は、本や雑誌を買って来てもらいたい、との要望だった。当方が何時も泊まっているナーナーのホテルなら、彼のコンドミにも近く歩いて行ける距離であり、買い物もそれ程の負担にならないが、今度泊まるナサベガスは当方初めてで、いずれにしても彼の住むナーナーからは随分離れた場所にある。

日にちも限られた、時間の少ない旅行者にこんな事を頼むのか? そんな事はLong Stayの仲間内に頼めばよい事じゃないのか?? 結局この頼まれた雑誌・書籍の受け渡しで、僅か3泊の内の2夜を無駄にしてしまった。ヘンな物を頼まれ、その代金も受け取らず全くバカげた話だった。しかも二日目の夜は部屋飲みという本代以上の高いおまけまで付いてしまった。

今回は行く前からこうした行き違いがあり、最初から楽しい感じはなかったが、しかし幸いに吉さんに代わって参加した若さんは人柄も良く、明るく、初対面ではあったが気持ち良く旅行でき、ネギさん、稲さんは言わずと知れた好人物だ。旅行前の或いは旅行中の幾つかの感情のもつれはあったが、それでも旅行全体は楽しいものだった。旅は道連れ、性格の良い人に限る。

旧友を一人失い、又バンコクでの知人を一人無くしたが、それでもタイは魅力的な国だ。ただぼんやり街を歩くだけでもそれで良い。人々と一緒にセンセープの運河を渡り、王宮前広場を歩き、ソンテウにも乗り、中央駅で朝食も食べた。次はいつになるか分からないが、又来よう。今度は何の制約もない気儘な一人旅をしよう。少しはタイ語の励みにもなるだろう・・・。いつもは眠れない深夜便、いつの間にか数時間まどろんだようだ。窓の外を見ると東の空が明るくなっていた。

                                              終


早速朝の朝食。
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房総、九十九里の海岸線も見えてきた。間も無く成田だ。
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朝成田に到着。ネギさん若さんとは成田で別れ、稲さんとは連絡バスで東京駅まで出る。途中の今問題になっている豊洲の辺りを走る。
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今年は経済的にも苦しい・・。次の旅行はいつになるだろうか・・。
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