ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(68)リスボン記念港へ。

丘の上のバールから再び坂を下って、下の広場に向かう。
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丘の上のバールから再び坂を下って、下の広場に向かう。
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下の独立広場に繋がって、ロシオ広場がある。は朝早くで、まだそれ程観光客は集まって来ていない。
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ロシオ広場と中央の銅像
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これは初代ブラジル王となったドンペドロ4世像だ。
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エッグタルト、即ちポルトガル語では「ナタ」と呼ばれているが、そのナタの朝食を終えてから、今日1日のリスボン観光が始まる。「ナタ」はポルトガル人の国民食のようなもので、この店でも見ていると殆どのお客はナタとコーヒーを頼んでいる。多分朝食の定番になっているのだろう。松山道後温泉でも街の名物としてタルトのお菓子が売られているが、その松山タルトの由来については詳しくは知らないが、語感からしラテン語系と思われるが、そちらのタルトはポルトガルのよりは小型で、半分のサイズもなく、又甘みが強い、本当にお菓子としての嗜好品なのだが、こちらリスボンでは甘みを控え、栄養満点の朝食となっている。スペインのサンドイッチも良いが、このリスボンのタルトもバカにならない。思い出の食となるだろう。

さてそんなことを考えながら、先刻上って来たケーブルカー、実際は急坂を往復する市電なのだが、その側道の歩道を鉄の杭に捕まりながら、滑って尻餅をつかないように一歩一歩下り降りる。地元の人は慣れたもので、両手に買い物袋をぶら下げて、すいすいすたすた上り下りしている。雨で石畳が滑りやすい時はどうなんだろう、と心配にもなるが、それなりの工夫はあるのだろう。自分だったら、雨の日は怖くて、この急坂を下り降りることは出来ないだろうが、7つの丘のリスボンは良くしたもので、この坂道を利用しなくても、大回りすれば、傾斜がもっと緩やかな坂道もある。日本の寺社で言えば男坂と女坂の違いのようなものだ。

再びポルトガル岡本太郎、「芸術は爆発だ!」の壁面芸術に見とれ、丁度息抜きにはぴったりの一休みになり、約200mの坂を下り、独立広場、レスタウラドーレス広場に出る。この広場の端にリスボン中央駅、東京で言えば新宿駅か新橋駅のように街中にある駅だが、そのロシオ駅があり、少し駅に寄ってみる。今日は先ず丘の上の城塞まで行き、それが終わった後、時間があれば郊外の景勝地、シントラまで行く積もりでいるが、そのシントラ行の電車の時刻表を確かめるためだったが、電車は1時間に何本もあって、心配する必要は全くなかった。

この駅前のロシオ広場から海に向かって1本の高級商店街が繋がっている。アウレラ(オーロラ)通りと言って、この街一番の高級店揃いの街路で、東京で言えば銀座通りのようなものだが、昨夜はこの街路を塞ぐようにしてレストランのテーブル席が道路にはみ出していて、大勢の観光客で賑わっていたが、今朝はまだ店もオープン前で静かなものだ。その500m程の通りを真っ直ぐ進んでいくと、海に面した大きな広場に出る。宮殿広場だ。広い敷石の広場の先には大きな内海が見えている。



この広場の直ぐ前にリスボン郊外を結ぶ近距離駅、ロシオ駅がある。
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シントラ行の電車も数多く発着している。
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ロシオ広場からは高級街、オウレア通りを歩き、内海に向かう。朝早く、店はまだ開店前だ。
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約500m程歩き、内海に面する王宮広場に出る。
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その王宮広場の入り口を飾る「勝利の門」。
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