ホテル・ニュー奄美の部屋は案外小奇麗だった。
トーヨコやチサンよりは少しばかり広い感じだった。
久し振りの運転疲れもあり、外へ出て飯屋を探すのも面倒で、ホテルのレストランで食事した。
地元の黒糖焼酎れんとが美味しかった。
値段の割に食べきれない程の量だったが、全部食べ切った。
レンタカーにはナビがついているので、ナビ上の地図を見て大体の方角は分かるのだが、ナビの使い方が不慣れで、特定の細かい場所へ行くのは苦労する。今日の午後からは奄美の西側の海岸線を走って名瀬の街までやってきたが、ホテルの所在地にはすんなりと行け着けない。スマホの地図検索を見たりして、大体の方角は分かるのだが、市内の路地とか一方通行になると困ってしまう。結局車を降りて、通行人に聞くのが一番手っ取り早い方法だった。
そうして行き着いたホテルニュー奄美はまずまずのレベルのホテルで、規模も大きく、部屋も去年鹿児島で泊ったチサンホテルよりは、ほんの少し広そうだ。いずれにしてもシングルルームだから、息が詰まるほどではないが、窮屈なことには違いない。ホテルに来るまでに結構時間もかかり、お腹も空いた。これからホテルの外へ出て、どこかお腹を満たす場所を探すのも面倒だ。ホテルのレストランならセット料金1500円の処、1300円で割り引いてくれる。しかも地元の焼酎2杯付き。
初めて飲む黒糖焼酎「れんと」。先ずその焼酎らしからぬ名前に惹かれたが、味も良い。黒糖焼酎は過去何回も飲んでいるが、これは麦より蕎麦より泡盛よりも美味しい。お替り付きなのが又嬉しい。ウエートレスに聞くと、今島で一番売れている焼酎で、名前の謂れは「恋しい」の「恋」と「音ずれる」の「音」の「恋音」をひらがな表記にしたとのこと。モダンで現代的なネーミングだ。一遍に気に入った。
レストランでの食事に「れんと」を2杯飲み、気分も良くなって少し離れているが夜道を名瀬新港まで歩いてみる。奄美には今回初めて上陸したが、実は半世紀以上も前の学生の頃、沖縄がまだ米国の占領下にあった頃、一度船で那覇から名瀬経由で神戸まで乗船したが、その時、一度名瀬には寄港したことがある。ただその時は夜間の気候で、ほんの1時間程度岸壁に係留されただけで、今となれば真っ暗いイメージしか思い浮かびだせない。
そんな思いもあって、フェリーターミナルまで足を向けたのだが、ターミナルビルはこれから深夜に出航するフェリーの乗船待ちの客などで、やや賑わっている。中に高校生の一団100数十人が半腰になって待機している。聞くと、大島高校の生徒たちで、明日、鹿児島の宝山ホールで行われる稲盛賞の講演を聞きに行くため、今晩の夜行で行って、明日の夜は又夜行の深夜便で帰って来るとのことだった。離島で生活する大変さ、それでも向学心を失わず、夜行で行って講演を聞き、又夜行で戻って来る身体的、経済的負担も顧みない目の輝きには、頭が下がる思いがした。頑張れ、島の高校生!
そうして行き着いたホテルニュー奄美はまずまずのレベルのホテルで、規模も大きく、部屋も去年鹿児島で泊ったチサンホテルよりは、ほんの少し広そうだ。いずれにしてもシングルルームだから、息が詰まるほどではないが、窮屈なことには違いない。ホテルに来るまでに結構時間もかかり、お腹も空いた。これからホテルの外へ出て、どこかお腹を満たす場所を探すのも面倒だ。ホテルのレストランならセット料金1500円の処、1300円で割り引いてくれる。しかも地元の焼酎2杯付き。
初めて飲む黒糖焼酎「れんと」。先ずその焼酎らしからぬ名前に惹かれたが、味も良い。黒糖焼酎は過去何回も飲んでいるが、これは麦より蕎麦より泡盛よりも美味しい。お替り付きなのが又嬉しい。ウエートレスに聞くと、今島で一番売れている焼酎で、名前の謂れは「恋しい」の「恋」と「音ずれる」の「音」の「恋音」をひらがな表記にしたとのこと。モダンで現代的なネーミングだ。一遍に気に入った。
レストランでの食事に「れんと」を2杯飲み、気分も良くなって少し離れているが夜道を名瀬新港まで歩いてみる。奄美には今回初めて上陸したが、実は半世紀以上も前の学生の頃、沖縄がまだ米国の占領下にあった頃、一度船で那覇から名瀬経由で神戸まで乗船したが、その時、一度名瀬には寄港したことがある。ただその時は夜間の気候で、ほんの1時間程度岸壁に係留されただけで、今となれば真っ暗いイメージしか思い浮かびだせない。
そんな思いもあって、フェリーターミナルまで足を向けたのだが、ターミナルビルはこれから深夜に出航するフェリーの乗船待ちの客などで、やや賑わっている。中に高校生の一団100数十人が半腰になって待機している。聞くと、大島高校の生徒たちで、明日、鹿児島の宝山ホールで行われる稲盛賞の講演を聞きに行くため、今晩の夜行で行って、明日の夜は又夜行の深夜便で帰って来るとのことだった。離島で生活する大変さ、それでも向学心を失わず、夜行で行って講演を聞き、又夜行で戻って来る身体的、経済的負担も顧みない目の輝きには、頭が下がる思いがした。頑張れ、島の高校生!
食後、名瀬新港、フェリーターミナルまで歩く。
これから深夜の船が出航の準備をしている。
フェリーターミナルでは、乗船待ちの客も見られる。
ああ、高校生が100数十人。話を聞くと明日鹿児島で行われる講演会を聞きに行くとのことである。
深夜の大島航路。様々なものが運ばれていく。