ちゃおチャオブログ

日々の連続

能登の春(24)時国家の周辺を歩き、再び海岸へ。

重要文化財、時國家の屋根だけは外から見ることができた。
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邸宅の中には入れないので、周辺を歩くことにした。200m程先にももう1軒の時国家がある。
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折しもこれから桜がほころびかけていた。
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時国家の近くの住宅。この家族も代々この地に住み続けて来たのだろう。
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国指定の重要文化財「時國家」は時間が早く、まだオープン前で閉館中だったが、ここで30分、施設が開くのを待つのもバカ臭く、周辺を少し歩き、再び海岸線を走る元の国道に戻ることにした。時国家は2軒の邸宅が200m位離れて建っていて、重文の方が本家、先にある方が分家と思われるが、目の前の盆地状の田野からは少し高台に建っていて、目の前の見晴らしがよい。

遠流になった時忠がその後都に戻ったのか、この地で没したのかは知らないが、彼の流れを引く子孫が代々この地に残って、家屋敷を守り、目の前の田野を耕してきたのだろう。四国の祖谷で平家落人集落を見たが、ここほど立派な邸宅も血筋もなく、又耕作地も急斜面の痩せた畑地を思うと、この時国家からの眺めは、配流された地とはいえ、小さな荘園を見る思いだった。

再び名舟から国道249号線を北上し、暫く走ると道路際に奇麗な公衆トイレがあり、車を止めてトイレ休憩とする。トイレの目の前が奇麗な砂浜になっていて、波打ち際まで下りてみる。と、砂浜に出て驚いた。ありとあらゆる種類のペットボトル、塩ビ製品、プラスティック塵が浜辺に散乱している。このプラ塵が無ければ、奇麗な浜辺で、この公衆トイレも、夏場の海水客用に作られたものだろう。海水浴シーズンになれば、浜辺も清掃されて、これ等のプラ塵もどこかに集めあっれて処分されるだろうが、それにしてもすごい量だ。

この半島が日本海に突き出ていて、海上に浮かぶプラ塵が隣国韓国や中国から海流に乗って大量に押し寄せてきているかも知れないが、容器の表示等を見ると日本の物が多いようだ。個人個人のマナーを問いてもしょうがないが、国としてはシンガポールのように塵の不法投棄を厳しく罰し、資源リサイクルの徹底化を図らないと、海はプラスティックに溢れることになるだろう。

プラ塵の下の砂地は波に洗われ奇麗だ。少し黒みがかっているのは鉄分を多く含んでいるせいなのか。水を汲むと冷たくもなく、温くもない。4月の海の温度だ。北陸の春の海はこんなものか・・。小さな石ころ2-3個を拾い持って帰ることにした。石には魂が宿ると言われる。この小さな浜辺の石に、いつの頃のどんな人の魂が宿っているのか・・。暫く海を眺め、先に向かうことにした



時国家は少し高台に建っていて、目の前の田野が荘園のように広がっている。
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再び国道249に出て海岸沿いを走る。トイレ休憩で立ち寄った浜辺。
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大変な量のプラスティック塵に驚く!
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この岬の向こう側が垂水の滝だ。そこまで行って休もう。
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