ちゃおチャオブログ

日々の連続

能登の春(38)宇出津港を見て宿舎に戻る。

観光客が全くいない九十九湾、宿舎に戻るために後にする。
イメージ 1


柳田温泉に戻る途中、宇出津の港に立ち寄る。
イメージ 2


ここも又、随分大きな港湾だ。所謂船籍、能登港だ。
イメージ 3


5時、柳田温泉の国民宿舎に帰着。
イメージ 4




今日能登半島2日目の観光は九十九湾を見ることにより大方終了した。遊覧船のチケットブースも既にカーテンを下ろし、今日の営業は終了だ。自分もこれから宿舎に戻ろう。夕食の時間にはまだ早いかも知れないが、その分、ゆっくり温泉につかることも出来る。九十九湾から道なりに柳田に向かって戻っていくと、少しばかり賑やかな市街地に出る。宇出津だ。ここは漁港で有名で、能登船籍の漁船や、貨物船を各地の港で見ることができる。所謂能登港の船団だ。少し車を走らせて、港湾を見てみる。

広い埠頭だ。埋め立ての岸壁がずっと広がっている。震災前の三陸海岸の主だった港は大体見てきたが、それ等の釜石、大船渡、気仙沼等には引けは撮らず、石巻に匹敵するほどの大きな埋め立て岸壁だ。こんな地方の田舎にこれ程大きな埠頭があたっとは、ここへ来てみなければ分からない。今は漁船等は出払っているようだが、盆暮れに集まってきた時には壮観に違いない。

同じような港を中国の沿岸部で何か所か見ているが、そちらの漁船は、確かに数は多いが、みなダルマ船のようなずんぐりむっくり、精彩の感じられない船影だったが、日本の漁船はスマートだ。真っ白の鋼鉄船、見るからに近代漁業。それ等の漁船は震災前の三陸で数多く見てきたが、この能登港、いや正確には宇津津にも同じことが言えるだろう。環境を良くしないと、船員も集まらない・・。ここから一山超えた里山を走った先が柳田温泉で、以前は別々の町村だったが、今は合併して一緒の町、能登町となっている。町の主体や賑やかさの点から言ったら、こちらの宇出津の方だろう。宇出津と書いて、「うしつ」と読むのも珍しい。

5時、柳田温泉の国民宿舎に到着。今日1日のLong Driveを漸く、無事に終了した。駐車場には昨日同様、殆ど車が止まっていない。今日も閑古鳥のようだ。6時からの夕食までにはまだ1時間ほどあり、先ずは温泉に入り、運転疲れを癒す。久しぶりの運転で、気も張った。浴場には何人かの先客がいる。今日は日曜日で、近所の住人が温泉に入りにきているのだ。日帰り入浴は450円、10枚綴りのチケットを買うと、1回分が無料になるようだ。前日、輪島の町で初老の人からこの温泉は和倉と同じくらいに良い温泉で、疲れが取れる、と聞いてきたが、昨日今日、合計4回の温泉風呂で、実際旅の疲れも癒えそうだ。

さて、今晩は能登最後の夕食。食堂前に、能登牛丼の宣伝が大きく出ていて、どんなものか食べてみる。いつもは吉野家の牛丼しか食べていない身には、地元産の牛の味、肉も厚く、神戸牛とまでは言えないものの、矢張りPRしているだけのことはあった。大いなる里山で育った性格温厚な能登牛。良い思い出にはなるだろう。



高台にあって、部屋から眼下に柳田の集落が見える。
イメージ 5


柳田温泉。ここの温泉は和倉と同じ位に温質がよいとのこと。
イメージ 6


しかし今日も閑散とした客の入りだ。
イメージ 7


能都最後の晩餐、能登牛を食す。
イメージ 8