ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・徳島編(32)第十三番大日寺に参拝。

修復中の本堂に大きな覆いを付けた観音寺を後にする.
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鮎喰川を渡った先の山裾に大日寺がある。その駐車場の奥にプレハブ小屋があり、韓国伝統芸能伝習所の看板が出ていた。
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駐車場からは少し遍路道に沿って、お寺まで歩く。
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最初に目についたのは、道路反対側にある一宮神社の境内。
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現在本堂が修復工事中の観音寺を後に、次に向かったのは隣町、一宮町にある第十三番大日寺。バスは今までの田んぼの中の道路から山に向かって走り、その山に突き当たる手前、大きな川に沿って暫く走る。この川は鮎喰川(あくい川)と言って、吉野川の支流ではあるが、あなり大きな川で、先刻見てきた常楽寺のごつごつした岩肌の庭、流水岩は、嘗てこの川の川底が隆起して形成されたもの、との先達さんの説明であった。

その川に架かる橋を渡った先に大日寺がある。バス駐車場の正面にプレハブ小屋があり、韓国伝統舞踊伝習所との看板が出ている。こんな田舎のこんな場所で韓国舞踊など習う人でもいるのかと奇妙に思ったが、後で先達さんに聞くと、この寺に嫁いだ韓国人の金さんという人が、伝統芸能の踊り手で、韓国の人間国宝にもなっているとのことである。結婚後、この寺の住職が急逝し、一時は帰国も考えたが、後を引き継いで一人息子が成長するまでの間、唯一女性の住職として、この寺を守っているとのことである。日韓関係、いろいろと波風が高い現状ではあるが、こうした気の張った女性(韓国民族には元々そうした気質があるが)もいるのかと、複雑な気持ちで境内に向かった。

地名の一宮にある通り、ここには阿波一宮神社が鎮座していて、この大日寺は以前は一宮神社の別当寺ではあったが、明治の廃仏毀釈で、今は分かれて別々の存在になっているが、現在でも神社と寺は道路を挟んで向かい合っている。駐車場から寺に向かって歩いて行くと、最初に目に付くのは道路右側の神社の深い森で、その鬱蒼とした境内に比べると、この寺は何か平板に見える。お寺には道路に沿った横門から入り、早速本堂に向かった。



大日寺へは駐車場側の横門から入る。
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先ずは正面本堂でのお参り。
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道路を隔てた向かい側には一宮神社の境内も見える.
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引き続き大師堂へのお参り.
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