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日々の連続

四国霊場・高知篇(18)第三十二番禅師峰寺に参拝。

山門を過ぎると、頁岩のような列柱節理のような異様な岩が重なり合っている。ああ、成程、八葉か・・。

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禅師峰寺本堂。80mの高台の上にある。

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十一面観音がご本尊だ。

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お大師はここで求聞持法の護摩修養をしたとのことだ。

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四国霊場第三十二番禅師峰寺も又歴史が古く、由緒あるお寺であるが、寺伝によれば聖武天皇の御代、行基菩薩により創建されたのが始まりと言われ、後、弘法大師がこの寺にやってきて、十一面観音菩薩を彫られ、この寺の御本尊とし、併せ、寺名を禅師峰寺に変えたとのことである。

参道の石の階段を上って漸く境内に達すると、山門の手前に不動明王が仁王立ちしている。睨みを利かせている。その少し先に古風な山門があるが、その山門を囲むように、スライス状の石が重なり合っている。頁岩のような柱状節理のような岩の重なり。お寺にしてはかなり珍しい光景だ。こうした中半異様な光景が、ここを神聖な場所として、ここにこの寺が創建されたんか・・。

八葉山求聞持院禅師峰寺。この何枚にも重なった柱状節理が八枚の葉、即ちハスの葉に見立てられたのか、山号は八葉になっている。求聞持院とは、大師がこの寺で求聞持法の護摩修養をした故事から来ているようだ。本堂で十一面観音、まか かろにきゃ の真言を唱和し、大師堂にお参りし、境内の横、崖の上から目の前の海を見る。高さ80mの峰の山。土佐湾が広々と目の前に開け、ここからは浦戸湾はやや陰になって充分見えないが、直ぐ右下の筈だ。その渚の辺りに桂浜も僅かに見える。晴れ晴れとした見晴らしのよい場所だ。

 

大師堂。

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地蔵堂もある。

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境内の端、崖の上からは、土佐湾が望遠できる。

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前方、浦戸湾の出口付近の直ぐ先に桂浜があるのだが・・。

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