スマホが悪いのか、空気が淀んでいるのか・・。
サイゴン川に面する波止場には、クルーズ船が係留されていた。
夜のサイゴンをルーシーさんの運転でバイクで走り抜け、これからお待ちかねのサイゴン川、ナイトクルーズに向かう。サイゴン川が市街地のこんな近くを流れているとは、ここへ来るまでは分からなかった。丁度バンコクを流れるチャオプラヤ川が市街地のすぐ傍を流れている距離感だが、バンコクの場合は川向うにももう一つの街があって、フェリーが両岸を賑やかに行きかわっているが、バンコクの場合、川向うには街はなく、従ってこの川の賑やかさはバンコクには遥かに及ばない。従って、観光資源としてももう一つなのだろう。
サイゴン川に沿って大きなブーレバールが走っている。この道路に面して、高級そうなレストランも並んでいる。中に一つJUMBOレストランの看板も見える。JUMBOは、元々は香港にあるフローティングレストランで、自分も数年前そこを再訪し、40年前の新婚旅行を思い出したが、このJUMBOは今やアジアの主要観光地に進出していて、バンコク、シンガポールにも出店があるが、中国無錫の太湖の湖岸にも店を出していたのには驚いた。
この川沿いの大通りにしても、それに面する高級レストランにしても、ここ数年の再開発で整備されたに違いない。ベトナム、サイゴンは今や大きく羽ばたこうとしている。クルーズ船が係留されている埠頭も新しく、広々している。この1船が貸し切りで占領している。埠頭の入り口から、船員やキャプテン服を着こんだ案内役が麗々しくガイドしてくれる。ルーシーさんとはここで別れ、自分一人で船内に乗船する。既に半分以上のテーブルは埋まっていて、前方ではベトナム人エンターテイナーのグループが賑やかな踊りと歌を歌っている。全く今まででのベトナムのイメージとは殆どかけ離れている、別世界のようだ。順繰りに食事が運ばれてきた。
サイゴン川の前は大きな通りになっていて、高級レストランが並んでいた。JUMBOもあった!
船内は既に半分以上のテーブルが埋まっていた。
ベトナム料理、フルコースのデナーだ。