数日前からロシア、中国で我先にもワクチン接種が行われているが、文明先進国のイギリスで、今日からワクチン接種が開始された。それはイギリスコベントリーの病院で、90歳の老女が最初の接種者となった。84歳のエリザベス女王も順番がくれば接種するという。
コベントリー。戦前の英国の主要工業都市で、ナチスドイツの絨毯爆撃で町は壊滅した。しかし、英国はそれにめげず立ち上がり、遂にはナチスを打ち負かし、戦争に勝利した。
英国はシンボリックな国である。王家の紋章にあるように、そこには深い歴史と意味がある。英国人にとってのコベントリー。それは正に人類の敵、英国を滅ぼしかねないコロナ菌に対する反攻開始の狼煙であり、これから英国はコロナを打ち負かすとのシンボルの町だ。
未知の病原菌。意味不明の病原菌。なんで今の21世紀に忽然と現れたのか・・。医学者も誰も十分解明できないし、解説できる人もいない。しかし、英国人は人類がこの未知の敵に打ち勝つ戦いを始めた。尊敬すべき人種だ。
日本では今日から自衛隊、衛生官が旭川に出動した。岸防衛とか加藤官房がごちゃごちゃ言っているようだが、旭川が未知なる敵に危機に瀕しているなら、自衛官が救助に向かうのは当然のことだ。これからは、これを機に、自衛隊から国防軍に名称変更したほうが良い。国を守るのは何も外敵だけとは限らない。こうした目に見えない敵からも国を守らなければならないのだ。