都も国も、そこに集まる若者も、全く変な日本人。いや、これが今の日本を象徴しているのかも知れない。小池大知事が今度渋谷の子供の城で予約なしのワクチンフリー接種を行う、と誇らしげに大見得切って発表し、昨日スタートしたが、そこに集まった40歳未満の若者。何と長蛇の列を作って、僅かに200人の割り当てに、前日から並んでいる若者もいたという。それに堪り兼ねて、都は今日から順番待ちの人に対し、抽選権を配布し、抽選で200人を決定する、とした。
200人ぽっちの接種など、小金井の集団接種会場の1日の数よりも少ない。40歳以下の全東京都民に対して、僅かに200人分とは! 受けたい人が列を作るのは当然のことで、そもそも都の発想がおかしい。先般の自衛隊看護師が出動した大規模接種会場は、今はそうなっているのか自分は知らないが、あの大接種会場は都民以外にも周辺県民を対象にしていたが、何故か不人気で、人が集まらなかった。それが今回は僅か200人分に大勢が集まる。有楽町売り場での宝くじを買うように沢山の人が列を作って待っている。若者なら、スマホもパソコンも自由に使えると思うのだが、前日から並んで待っているとは! 余程か、混みあうのが好きな国民だ。
そもそも小池大知事が大見得を切る位なら、最初から万単位、1万人2万人単位で、いつでもいらっしゃい、と言っていたら、こんな混乱は出なかったのだろう。バカさ加減にも程がある。
同じチグハグさは、今回のアフガン邦人救出もんだいにも露呈している。3機の大型自衛隊機及び政府専用機をアフガン、カブール空港まで送ったが、初動の動きが遅れ、救出できたのは僅かに一人の女性。泰山鳴動して女性一人だ。この今回の救出作業をどこの部署の誰が責任者として行ったのかは不明だが、全く不本意な結果に終わってしまった。この辺りのことも、充分に検証しなければならない。