ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.18(日・晴れ)大相撲モンゴル場所千秋楽。

f:id:commodore:20210718192304j:plain

 

テニス4大大会、英国ウインブルドンで、英国人プレーヤーの優勝が絶え、暫く外国人の優勝が続いたが、そうした現状を捉えて、ウインブルドン現象という言葉が生まれた。そうした中、イギリス人マレーが彗星のごとく現れ、英国中が熱狂した。マレー引退後には、又元の現象に戻ってしまった。国際的な競技大会では、世界中の強者が常に優勝し、今現在はスラビックのジョコビッチの天下だ。英国人も世界のテニス愛好家もそれを認めている。世界大会はそういうもので、開催国は場所を提供するが、優勝者は世界中からやってきた強者だ。

柔道は国技とは言えないが、日本固有の競技が五輪に採用され、国際化が図られ、世界に普及していった段階で、日本で旧来から守られてきたルールが、国際柔道連のルール改定によって、日本人柔道選手が不利になっていると言われている。と同時に、国際大会で日本人のメダル数が激減した。固有の国の固有のスポーツが国際化すれば、一国主義は通用せず、国際標準に従わざるを得なくなる。バーターの関係で、それが嫌なら、国際化を引っ込めるしかない。

 

今日の大相撲、モンゴルウランバートル出身の力士二人の全勝対決。千秋楽全勝対決は、9年前の白鵬日馬富士以来で、この時も既に大相撲はモンゴル勢に席巻されていた。この10年間、日本人力士が優勝したのは思い出せるのは3人位、3場所程度だ。残り57回は、全てモンゴルを主にした外国人力士。日本の国技がこのザマである。将来有望の少年力士を日本に呼び、育てた結果がこの現状だ。大相撲はまだ国際化されてはいないが、内実はもう年々も前から既にウインブルドン。もう諦めの境地だ。今日の千秋楽でも、二番手に付けるべき大関、関脇が、二人とも給金直しの一番。正代が漸く勝って8勝7敗。高安は負け越して、関脇陥落。もう優勝などは夢の又夢。

6場所連続休場後の36歳、45回目の優勝は、全くの記録づくめだが、外国人ゆえ、日本人の喜びはそれ程でもない。だが、懸賞金の幟が4周し、久しぶりに呼んだ日本人の奥さんと長男、長女が見守る中で、全勝優勝は見事なもので、奥さんも子供たちも目に涙を浮かべていた。日本に長らく住み、日本人女性を妻にし、日本の生活が長くなると、気持ちの上では日本人化してくるのだろう。今度日本の国籍も取ったという。新しい帰化力士像を創って行くのか・・。何年か前徳島に行った際、眉山の山頂のケーブル駅で、白鵬の大きなパネルがあったが、奥さんは四国の山林王の娘さんとのこと。テレビで見る限り、良い奥さんで、良い母親だ。理想的な帰化人家庭を創って行くだろう。

 

f:id:commodore:20210718192340j:plain