ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.17(火・曇り)2回目のウクライナ支援。臨時特別給付金。

 

 

今日の東証、昨日に続いて上げる。NYがダウの僅かなプラスとナスダックの大幅下げにも拘わらず、東京は強い。底開けしつつあるのか・・。

今日の清算期日、僅かな損で済んだ、傷は浅い。午後、郵便局で日赤とmsf国境医師団、及び高校同窓会費の振り込みを行う。2回目の支援だ。1万円は自分に取ってはかなりの出費だが、それ以上に苦しんでいるウクライナの人々、些細な額だが、支援になればよい。

 

ここ連日テレビで騒がしい山口県阿武町の誤送金事件。1世帯10万円を463世帯に配られたのだが、それとは別に更にこの24歳の横領男にダブって支払われたのだ。当初自分はこの10万円、合計4630万円は町独自の救済制度で、山口の地方の田舎にしたら、随分裕福な町だと感心して見ていた。だから4630万円を二重払いしたとしても、この裕福な町には痛くも痒くもないだろうと思っていた。が、この持ち逃げした男の弁護士が昨日山口市内で記者会見し、この給付金1世帯10万円は国からのお金で、今年の春国会で決まった臨時特別給付金であった。町は窓口に過ぎず、町の税金から支給した訳ではなかったのだ。

そんな特別給付とはあったとは忘れていたが、これは住民税非課税世帯に支給される特別金なのだ。住民税非課税、即ち年収は凡そ200万円以下か。この24歳の男もその対象者だったのだ。萩のホームセンターで仕事をしていたと言うが、給与はそんな低いのか? 更に驚いたのは、この阿武町の人口は約3000人。463世帯が非課税という事は、1世帯平均二人とすれば合計約1000人が非課税。という事は、この町では3人に一人が税金も払っていないことになる。これで良く町の財政が維持できるのか・・。こんなでは町はやって行けないだろう。限界村落に違いないが、どこか近くの萩市とか山口市との合併は無理だったのか・・。

 

自分は毎日新聞も読んでいるし、テレビニュースも聞いている。しかし、この10万円臨時給付金については、余り印象はない。一体全国に何百万世帯の非課税世帯があって、この支払に国税が何兆円使われたのか、ニュースでは殆ど見た記憶はない。セーフネットは必要で、弱者を救済しなければならないが、我も我ももブラ下がったら、国もいつまでも持つ訳ではない。ニュースはこうした背景も明らかにして行ってもらいたい。

 

24歳の若い男がフルに仕事をして、税金も払えない程、所得がないのか! 一体、日本はどうなっている! 3人に一人が貧困家族で、この阿武町は大丈夫か! この男、10万円をもらえるならと、所得を申告していなかったのではないのか? 町民の多くが、本当はかなりの所得があるにも拘わらず、税金申告していないのではないのか? 

この男の公金横領は横に置いたとしても、この事件はいろいろな社会の闇を浮かび上がらせた。