ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.11(土・晴れ)東センター図書館、文芸春秋。

 

 

西国観音霊場について、殆ど知識がないので、午後東センター図書館へ行き、本を探してくる。丁度1冊あって、西国三十三カ所めぐり、があったので、借りて来る。併せて、つい最近、まだ50代の若さで急死した西村賢太苦役列車も借りる。これは2月に90歳で大往生し、昨日渋谷のセルリアンホテルでお別れの会が行われた石原慎太郎が、亡くなる直前、この西村を絶賛していて、西村は石原の死を追いかけるようにして、先月死んで行ったが、石原が絶賛した作家、作品に興味があった。

 

時間があったので、文芸春秋、今月号に目を通す。図書館に来て、文芸春秋を読むのも久しぶりだ。ほぼ1年ぶり位か・・。コロナ禍で、すっかりご無沙汰していた。

相変わらず内容は豊富で、面白い。最も興味を引いたのは、「プーチンが最も殺したい男の告白」で、元ロシア石油産業の最大経営者、ホドルコフスキーのインタビュー記事で、彼はプーチンに意見した結果、プーチンに嫌われ、でっち上げの脱税で10年の刑に服し、現在はロンドンに亡命しているが、反プーチンのトップを走っている。即ち、プーチンは戦争をすることによって、支持基盤を保ち、賄賂と不正蓄財で周辺を固め、彼には主義も思想もない、ただそれだけの、KGB出身の変わり身の早い男に過ぎないと。この権力構図が崩れれば、あっという間に放逐されるだろう、と。

健全なロシア人。ロシア人全てがプーチンのような非人間である訳ではない。今現在刑務所に服しているナワリヌイにしても、多くの人が反プーチンであるが、声を出せない状況にある、とのこと。テレビに出て来る日本人専門家もこうしたホドルコフスキーのような解説をしてもらいたい。誰も彼も似たような戦線、戦況解説で、陳腐過ぎる。

 

他にも日経新聞テレビ東京の崩壊に近い内部状況、孫正義の借金まみれの断末魔、前回参院選で落選した藤巻健司のこの先のインフレ地獄を覚悟せよ、預金は紙屑になる。円以外の外貨に換えて置け、等々、豊富な内容だった。文芸春秋はまだ尚、健在だ。