ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.30(日・曇り)50年働いてもこんなものか・・。

 

 

4月最終日。ゴールデンウイーク真っ盛りの前半戦。各地高速道にも渋滞が戻り、羽田成田は出る人来る人で大賑わい。漸く嘗ての賑やかな日本が戻って来た。

一昨日、東京五輪収賄で逮捕されていた角川文庫の角川会長が2億円を供託して保釈された。贈賄した額5千億円程度からして、随分高額な保釈金にびっくりしたが、お金がある所には余る程あるのだろう。終戦直後、親父の角川源義が書店を開業し、日本を代表する出版社になり、その息子春樹が会社を更に大きくしたが、兄弟間の身内争いが激化し、春樹はコカイン事件で逮捕され、会社を追われ、弟が社長に返り咲いた。その弟が五輪で逮捕され、彼も又会長職を追放される。骨肉間の争いは、こんな大企業にもあったのだ。源義さん、草葉の陰で泣いているだろう。

 

2億円をポンと払える経済力にも驚くが、それに比べ、情けない自分。午後、雨にはならず3日散歩していないので、野川に出る。今日の天気か連休のせいなにか、殆ど散歩者はいない。静かにベンチに休み、歩くことができた。

角川会長が2億円を支払ったその金曜日、自分は郵貯に預金の預け入れを行った。僅かに数百万円。1000万円にも満たない。50年働きづめに働いた結果がこんなものだ。会社を辞める頃には年収も1500万程あったので、生涯賃金は多分2億円は超えているだろう。ただその殆どはどこかに消えて、僅かに残っているのは1000万足らずの預金額とこの自宅だけだ。殆どが投資の失敗で、泡のように消えて行ってしまった。

社員の中にはコツコツ貯めて、退職金も大事にし、相当な資産を蓄えた人もいるだろう。自分はそうはならなかったが、不満はない。貯金はそれ程ないが、借金も無く、仮に現預金はゼロであっても、最低限の生保に入っているので、葬儀費用は確保されている。年金も破綻しない限り、生活には困らない。願わくば、自分が生きている間に破綻がないことを願う次第だ。

後何年生きられるか・・。生活に困る訳ではないので、このままのスタイルで死ぬまでやって行こう。その内、お迎えがやってくるだろう。