ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.21(水・晴れ夏至)難民の日に思う。



 

今日は夏至。昼間の時間が1年で一番長く、明日からは徐々に昼時間が短くなっていく。時間軸の転換点ではあるが、季節的にはこれからが本格的な猛暑の夏がやってくる。歴と実際の季節とのタイムラグは、人体にも似たようなものがある。人はどんどん老化して身体が動かなくなって行くが、精神的にはまだ壮年の気持ちを持っている人もいる。身体も精神も同時に老化、ということではない。反対に、精神構造はまだ子供だが、身体の方は既に大人になっているが、心と体がチグハグだから大人の行動になっていない。先日の名古屋中部管区自衛隊の見習い自衛官の銃器乱射などはその例だ。当初彼は上司への強い恨み、上司への反抗と自分は推定していたが、そうではなくて、単純に銃器を奪って暴れてみたいだけの幼児の犯行だった。こんな幼稚な男の犠牲になった古参の自衛官こそ哀れだ。

 

今日は夏至だが昨日は国際難民の日だった。それ以前はアフリカ難民の日と呼ばれていたが、30年ほど前に国際難民の日に昇格した。しかし現実にはアフリカの難民が圧倒的で、近年シリアとかアフガン、去年からのウクライナ難民などが急増しているが、基本、アフリカ難民だ。数日前、リビアトリポリ近郊のトブルクを出た密航船がギリシャ沖で難破し、乗っていた500人からの密航者が犠牲になった。最大乗員30人程度のオンボロ船にその10倍以上の密航者がすし詰めで押し込まれ、船内は息もできない状態だったろうが、それでも人々は国を追われ、明日の食事を求め、先進国に向かう。密航にどれ程の裏金が必要だったか知らないが、貧民のアフリカ人はなけなしの金を払って乗船したのだろう。密航者の大半は溺死したが、手配人の何人かは救助されている。こんなオンボロ船に10倍以上の人を詰め込んだ、非人道的な扱いは厳しく処罰されなければならない。

 

しかしそれにしてもアフリカではいつまでも人間同士の殺し合い、領土の奪い合い、食料、利権の争奪が続けているのだろうか。南スーダンの内戦などはもう30年以上も続いている。先進国はこうした殺し合いを繰り返すアフリカ諸国の野蛮な現状をどこまで助ける必要があるのか・・。アフリカの問題はアフリカで解決すべきではないのか。独立自尊の精神を植え付けなければならない。今年になってイギリスは、フランス経由でアフリカから逃れてきた難民をお金を払って本国に送り返す政策を取った。国内外から非人道的政策に大きな反発、反対が出たが、イギリス国としてもそうせざるを得なかった。でなければ、英国自体が沈没してしまう。

難破船500人の犠牲は気の毒ではあるが、本来はこうならないように、その国で解決すべき問題なのだ。解決できるまで先進国は手を差し伸べるべきではない。食糧危機などではなく、宗教や利権に絡む紛争で生じた難民は、救済する必要はないだろう。

 

つい昨日、海底3700mに沈んだタイタニックを見に行く深海艇ツアーで、乗員7名を乗せた深海艇が行方不明になった。これはバカ高い高額ツアーで一人3500万円もするという。その乗客の中に複数のパキスタン人大金持ちが乗船していた。

パキスタンは水害や経済的困窮で、国自体が破産状態になっている。先の難破船500人の難民のかなりの数はアフリカ出稼ぎのパキスタン人とも言われている。母国のこうした惨状を余所に、大金持ちのパキスタン人が惜しげもなく金を出して豪華なツアーに参加している。日本を始め、多くの先進国はお金を出し合って、窮状のパキスタンを助けている。片や金持ちパキスタン人は知らん顔。おかしいじゃないか!こうした国に援助する必要はあるのか?

難民、人道支援だからと言って、何から何まで助ける必要はないだろう。本来は自国の当事者同士で解決すべき問題なのだ。難民の名を借りて、不法侵入、不法入国を許していたら、その国自体も沈没してしまう。今日は難民の日ではあるが、国際社会は難民のカテゴリーをもっと厳格に仕分けすべきではないか。北の金がミサイルや核爆弾を莫大な費用を掛けて作っている。金家族は王侯貴族の生活をしている。片や国民は食うや食わずの生活。北の国民には申し訳ないが、国際社会は彼等を助けるべきではない。国民が立ち上がるのを待ち続けるべきだ。