ちゃおチャオブログ

日々の連続

宮古の4日間(34)旅の終り。

漸く搭乗の時間になった。

 

飛行機までは歩いて向かう。

 

機体はキャラクターのポケモンが描かれている。子供たちは喜ぶだろう。

 

5時15分、機は下地空港を離陸する。

 

 

今回の宮古旅行は、ほんの偶然の切っ掛けから行くことになった。去年の11月、稲さんが所用で神戸から上京することになり、渋谷の飲食店で仲間が集い、飲んでいて話が盛り上がり、今度みんなでどこか旅行に行こう、との話になった。旅行先、日程などは全て稲さんに任せることにして、ただ希望としては安いツアーということだった。それで稲さんが見つけてくれたのがこの宮古ツアーで、LCCスカイマークを利用してのアークスリーインターナショナルと言う、初めて聞くツアー会社だったが、その代金の安さで、ホテル3泊込みで合計3万円ちょっと、その激安と言うか、バカ安代金で、すぐさま4人が参加した。大さんの場合は忙しい人で、直前まで日程が定まらず、出発の数日前に可能になって、もうその時は通常料金で、代金は聞いていないが、多分我々の倍以上の代金を支払ったに違いない。

 

稲さんは神戸発着で、既に2時間以上も前にここ下地空港から飛び立っていったが、我々残りの4人組が出発する頃には、もう既に神戸空港には到着しているだろう。我々の出発は5時15分。東京だったら既に夕暮れの時間だが、日本の西のここ下地では曇り勝ちとは言え、太陽はまだ中空だ。東京との日没時差は1時間はあるだろう。搭乗時間になり、キャラクターのポケモンが描かれている機に乗り込む。ここ下地空港ではまだブリッジの設備が整ってなく、来た時もそうだったが、帰りも飛行機まで歩いて向かう。4日前、最初にこの空港に降り立った時を思い出す。南国のハイビスカスに迎えられて・・。

 

楽しい4日間だった。と言うか、良く飲んだ4日間だった。4人とも、既に後期高齢者の域には達しているが、元気さはまだ60代だ。飲み且つ語らい更に飲む。有耶無耶の歳忘れが一時にやって来た。いやいや逆にこれで10歳は若返ったか・・。3人は縦並びの窓際の席を取ってあり、それぞれが窓の外を眺められる。離陸直後、機は宮古にサヨナラを告げるように左旋回し、と同時に眼下に最後のエメラルドグリーンの海を見せてくれる。飲むだけでなく、観光も良かった。自然の体感を満喫できた。一生の思い出に残る旅となった。今どの辺りを飛んでいるのか・・。漸く空が夕焼けになり、暫くまどろんだ後、眼下には既に東京の夜景が広がっていた。
Bon Voyage! また旅しよう!

 

 

機体が傾き、瞬間宮古の海が見えた。

 

雲の上はまだ青空だ。

 

飛び立って暫く、漸く夕焼けになってきた。

 

暫くまどろんだ後、眼下は既に夜の東京だった。