昨日の天気が今一つで、洗濯できなかったが、今日は朝から快晴。旅行中の溜まった洗濯を片付ける。布団も干して、乾きも良さそうだ。
洗濯して疲れた訳ではないが、どうも活動が不活発。元気が出ない。旅行の後遺症かも知れない。歳がじわじわ押し寄せて来る。
先日は京都大原在住のベニシアさんが亡くなった。72歳。若い頃英国から日本に渡って来て、日本人の良き伴侶と巡り合い、大原に居住し、園芸家として名を成し、異国の地に死んだとは言え、本望の人生だった筈だ。人生の目的、生き甲斐を見つけ死んで行った。
先日は直木賞作家の原寮が亡くなった。自分と同年の76歳。売れない作家と言うか、佳作で、生涯数冊しか出版されていない。福岡高校でアフガンで死亡した中村哲医師と同窓。中村先生はベニシアさん同様、自身の生涯の道を見つけ、邁進していたが、不運にもゲリラの凶弾に倒れた。
作家の原さんはどういう晩年を過ごしていたか・・。作家も売れなければ、落選した代議士と同様、タダの人だ。10年程前、車谷長吉が餅かイカを喉に詰まらせて窒息死したが、自分と同年、まだ70にもなっていなかった。彼の場合も、どの程度作家業で売れていたか・・。
俳優座が長い歴史の六本木劇場を閉鎖するが、15期生の戦没者が特に多い。最初は地井武男で、ちい散歩を毎週見ていたが、急死した。まだ60代前半。次に原田芳雄、林隆三、夏八木勲、その後の古谷一行、等々、多士済々の俳優が皆70代前半で先立って行った。彼等は俳優として名を成し、フアンを惹きつけ、道半ばとは言え、良い人生を送ったに違いない。
今日は2年前の熱海土砂災害の日。老若男女、30数名が濁流に飲まれ、死んで行った。青山至る所にある。