政治にしても会社にしても、無能な総理や社長がいつまでも居座ったり、独裁国家のように恐怖しか与えない独裁者の国に住むよりは、定期的にトップが代わり、組織に新風を吹き込み、旧弊を打破するのは良い事だ。国際的に見ると、独裁国家が年々増えてきているのは危惧すべき現状だ。
8年間、史上最長の日銀総裁の座に居座った黒田は、とうとう最後まで国民に確約したインフレ率2%は達成できず、本来な無能な総裁だったと評価されるべきだが、優しいマスコミは誰一人批判もせずに、石の代わりに職員から花束を贈られて日銀を去って行った。それから僅か4か月、新任総裁に着任した植田和夫は、今日、早くも新機軸を打ち出した。従来の黒田が編み出したYCC,10年超の長期利率を工作し、短期金利よりも高くするくせ玉、本来あり得ないくせ玉を正常に戻すべき第一歩として、金利が1%になるまでは日銀としては手を入れない方向を検討する、との政策決定を行った。
黒田が導入したマイナス金利によって、銀行を棄損し、国民の預金も金利が0.001%、100万円を1年預けても利息が10円付くかどうか、全くバカげた金融政策を続け、結果、2%どころか、デフレを長期化させた張本人っではあたが、植田新体制によって、金利も漸く普通の形に戻る気配を見せた。
政策変更の方向性を発表した7ことにより、一時円ドルも2円以上上がり、東証も800円以上下げたが、終値は110円安まで戻した。円高に吊られ、リラ、ランド、ペソも大幅に下がり、一時はアラームの域に沈んだが、今は漸く危険水域から回復しつつある。いずれにしても沈没寸前の状態であることには変わりないが・・。
天才大谷も矢張り人の子だ。先日の29歳の誕生日、大勢詰めかけたフアンの前に打撃は沈黙し、しかも敗戦投手になったりして、矢張り、彼も人の子、機械のようには、計算通りには動かない、と思っていたが、今日のデトロイトタイガース戦、1日で午前午後の2試合続けてのダブルヘッダー。午前の試合でメジャー移籍後の初の初完封勝利、8勝目を挙げた。午後は打者に専念し、2打席連続のホームラン、38号を打ち、実に2位とは10本差を付けた。
昨日、球団の意向で、シーズン中はトレードに出さないことが発表され、これまでのモヤモヤが吹っ切れたようだ。彼はピッチャー兼打者はここLAエンジェルスで育てられたと思っている。彼はその恩に報いるためにこのチームでワールドシリーズに勝ち上がり、世界1になって、チームへの恩返しをしたいと思っている。彼ならできるだろう。日本人の枠を超えた人類の至宝だ。ガンバレ、ショーへ―!