ちゃおチャオブログ

日々の連続

1.3(水・晴れ)不幸中の幸い。慣れは怖ろしい。



 

元旦から昨日にかけての大惨事、大災害。正月元旦早々からの忌まわしい事故、事件だが、考えによっては、不幸中の幸い、との言える。被災地の人々にはお気の毒だが、地震発生が地方の過疎地で、人口もそれ程多く無く、死者も100人以下に留まった。関西、東京の大都市圏での発生だと莫大な経済的被害が及んだが、幸いに経済的には軽微なものだ。

今回のような大地震の直後には、円高が急速に進み、神戸も東北も100円を切るほどの大きな円高に振れたが、今回は逆に円安が進んだ。141円台が143円台に下がった。円買いは起こらなかったのだ。

 

昨日の羽田空港事故。相手の海保機乗員6人の内、パイロットだけが逃げて助かり、5人が死んだが、JAL機には犠牲者は一人も出なかった。これが脱出困難で、全員死んでいれば、30数年前の御巣鷹を越える大惨事になっていた。御巣鷹と羽田で日本は又不名誉な記録を作るところだった。海上保安官だけの犠牲で済んだのは、何はともあれ、ラッキーな事故だった。

それにしても今回事故は明らかなヒューマンエラー。ほんの少しの注意さえ払っていれば、避けられた。自ら招いた過失により、自らの命を絶つことになった。

 

管制官の指示をうっかり間違えて滑走路に入ったとしても、右座席のコーパイがちょっと右手を見れば、今正に空港に向かってくるJAL機のサーチライトは見えた筈だし、コーパイの役割は、それを果たすことだが、離陸時に寝ていたのか・・。

パイロットにもコーパイと管制官との通話は聞こえていた筈だが、よしんば聞き間違えたとしても、滑走路に侵入する直前には手順としてストップすることになっている。誘導路からそのままノーブレーキで滑走路に入る飛行機はない。この機のパイロットになってから既に6年になるという。報道では氏名年齢は報じられていないが、多分30台の若手だろう。パイロットもコーパイも通常踏むべき手順を踏まずに今回の事故を起こした。

慣れの結果の事故だ。国の機関の職員がこんなレベルにまで落ちてきている。ただ、今回は大惨事にならなかっただけは救いだった。