洋の東西、期せずして米国と日本で「辞めろ」コールが吹き荒れている。規模は違うが片や米国大統領、片や神戸地方の知事さん。
83歳になったバイデン大統領。何と言っても歳には勝てない。言い間違いとか、おいぼれ感は拭えない。このままではトランプにやられてしまうと、周りは躍起。民主党員でもない関係ない人でも、一緒になって「辞めろ!」コール。でも本人は動じない。トランプに勝てるのは自分以外にない、と変な確信を持っている。
現職大統領で敗北したカーターに続く二人目になるとの認識は全く無い。これも其れも耄碌のなせるワザか。超大国の大統領がこれでは世界が危険に晒される。8月党大会までに誰かが引き下ろさないと、、、まあ、結果的にはそうなるだろうが・・。
片や日本の斎藤先生。神戸長田区の貧しい家に育った彼は猛勉強し、東大現役、総務省に入り、若手官僚の国家公務員として、地方行政を指導した。3年前の知事選で現職の副知事を破って初当選。弱冠43歳の若さだった。まあ、傍から見ればエリート中のエリートの道を歩んで来たと言える。
そんな彼にも落とし穴があった。威張り過ぎたのだ。県庁の部長、局長と言ったら全員が彼よりも年上だ。そんな年上を捕まえて、人を人とも思わぬ横柄、無礼な言動で、一人殿様を演じていた。そんな中で板挟みにあった担当課長が自殺した。それに見かねた定年間近の局長が内部告発をしたが、反対に逆襲にあった。この局長も又板挟みにあって先週自殺した。
昨日は副知事の記者会見があった。彼は一緒に辞任しようと、5回も知事に辞職を迫ったが、知事に受け入れられず、昨日は彼単独での辞任表明となった。涙を流して会見していたが、その理由たるや、副知事として知事を支えられなかった、と。この期に及んでも知事の精神的重圧を受けているのか!
その直後の知事会見。「自分は辞めない! 初心に立ち返る!」と。・・まあどこまで虚勢を張り続けらるか・・。そう長くはないだろう。