寧波から天台山へ直行する予定が、聞き間違えられて「天」の抜けた「岱山
」へ来てしまったが、それはそれでまた楽しい旅行となった。入浴場での按摩もしっかりしたものだった。
朝一番のフェリーで、寧波に戻り、もう一度南バスターミナルへ行き、今度はガイドブックを開き、「天台山」の頁を開いて、チケットを求めると、ここではなく中央バスセンターへ行け、と指示される。
この時、外は土砂降りの大雨。傘1本1元で買う。又中国で傘を買う羽目になった。呼び込みのトラックで中央センターまで行き、漸く11時過ぎの天台山行バスに乗ることができた。
バスは高速道を突っ走り、幾つかのトンネルを通り、約2時間半ほどで天台ターミナルに到着。ここからタクシーで天台山まで行き、国青寺前のホテルにてチェックイン。バス付の綺麗なホテルだったが、僅か120元。後でダダをこねられたが・・。
時間があったので国青寺を見学する。午後遅い時間だったが、それでも参詣者はかなりの数いる。最澄を祀る碑堂もあった。戦後日蓮宗が建てた日蓮直筆の蓮華経石碑もあった。日本人のお坊さんとか団体も時々は来ているようだ。
寺院前の土産物屋で、珍しい貝の化石石を購入。鉄のように重い石だった。200元もしたから本物に違いない。
夜は寺の前に数軒ある農家食堂で、豪勢な肉料理。「ピーチュウ」がここでは通じなくて、功力の薬用酒が運ばれる。タニシも珍しく、一皿注文。料理もお酒も良くあった。
ホテルでバブルバスに入り、ゆっくり疲れを癒した。