ちゃおチャオブログ

日々の連続

さまざまなタイ旅行(71)チェンマイ国立博物館(พิพิธภัณฑ์แห่งชาติเชียงใหม่)。

チェンマイ国立博物館バンコクに次ぐ大きな規模の博物館だ。
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タイ風の建物が目前にある。
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ここも又多くの花に囲まれている。
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館内の収容物。
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全体にタイ北部関係の文化財が多い。
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これは何でしょう。タイ語で「ข่าว」(カーオ)=「ニュース、インフォ」、「ประชาสัมพันธ์ 」(プラチャーサンパン)と書いてある。「案内係、案内嬢」のことか。
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タイ語の勉強の為に案内を乞うと思ったが、不在だった。
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つい数年前に福岡の大宰府にオープンした博物館を含め、日本には国立の博物館は4カ所しかないが、タイには7-8カ所ある。自分もその全部を回った訳ではないが、大体は見て回っている。タイの国土は日本の1,7倍、人口は約半分だが、こうして全国にバランス良く博物館を設置するタイ政府の意気込みを感じるものがある。

しかし、その規模はバンコクにある博物館(พิพิธภัณฑ์・ピピッタパン)を除いては、日本の都道府県か地方の主要都市にある公立の博物館並みか、それ以下のレベルであり、タイ国立、とは言っても、そうした地方レベルの文化政策が及ばない範囲をカバーする意味で、広範囲の地域に設立されているものと思われる。

ここチェンマイ国立博物館(พิพิธภัณฑ์แห่งชาติเชียงใหม่・ピピッタパン・ヘンチャート・チェンマイ)はそうした中でもバンコクに次ぐ規模の大きな博物館で、収容物も多い。しかしその割には入館者も少なく、ましてや旅行者が途中立ち寄るなどと言うことも殆どなく、バンコクでは日本人駐在員の奥さん方がボランテアで館内案内をしていることと比べ、そうした案内もなく、閑散とした感じは否めない。

館内には主にチェンマイ王国の収容物が多い。チェンマイ王国と言っても多くの日本人には馴染みのない名前であるが、この王国は別名、「ランナータイ」(ล้านนา ไท)とも言われ、20世紀初頭、現在のタイ王国(当時のシャム)に吸収合併される前までは約700年も続いていた王国であった。尤も後半の百数十年はタイの属国、従属国のような立場に置かれてはいたが。

シャムとチェンマイは大きく言えば、タイ民族と言えるが、種族ないし部族がやや異なっていて、言語は共通としても、こうした歴史的な違い、背景からチェンマイ独特の文化、芸能、慣習、などがはぐくまれ、外人観光客に限らず、タイの人々にとっても魅力的な町である。さて前置きはこれ位にして、早速館内の見学に行こう。
 
 
 
 
見る目のある人が見たら、素晴らしい芸術作品だろう。
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20世紀、戦争と平和展もあった。
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そこには広島原爆の記事も掲載されていた。
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ランナータイの文化、宗教などの展示物も数多くあった。
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こうした事を研究する人には興味は尽きないだろう。
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龍、มังกร(マンコン)はどこの国民、民族にも好まれる。
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豊富な陳列品に圧倒され、博物館を後にする。
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