ちゃおチャオブログ

日々の連続

ビルマ・マンダレー特急旅行(45)ザガイン・ヒルからの眺め。

ザガインヒルの山頂寺院からは眼下にイラワジ川がとうとうと流れる様子が間近に見える。
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この山中には一体幾つの寺院、仏塔があるのだろうか。  
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なだらかな森の中に、仏塔が見え隠れする。
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遥か先の方まで寺院群は広がりを見せている。
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麓の近くには又新たな寺院が建立されているようだ。
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先にも書いた通り、ビルマ、ラングーンは、イギリス植民地時代の呼び名であり、今現在はミャンマーヤンゴン、と呼ばれているのは、皆既に承知していることである。英国植民地政策はこうした固有名詞から初め、あらゆる分野に及んでいて、ジョージ・オーウエルも若かりし頃、この町へ警察官として赴任されていた。

ザガイン・ヒルの山頂寺院からは、眼下にイラワジ川が蛇行して流れている。川自体がこの丘に行く手を遮られ蛇行しているようにも見える。実にゆったりとした幅広の河だ。日本にあるような頑強な堤防も見当たらない。自然のままに流れている川のごときだ。そうそう、このイラワジ(Irrawaddy)の名称も旧植民地風の呼び名だったため、独立後、この川はエーヤワデイ(Ayeyarwady)と呼ばれるようになった。ここへ来る途中、大きな橋を渡ったが、眼下を大河を見て当方が「イラワジか?」と聞いたら、運転手は「エーヤワデイ」と答えていた。それがミャンマー人の自然の発音なのだろう。

しかしこの丘を囲むようにして、一体幾つの寺院、パゴダが建っているのだろうか。僅か150mにも満たない様な低山であるが、案外裾野は広く、緑に覆われた斜面の中に数えきれないほどの仏塔が建っている。このそれぞれに坊さんがいて、寺男がいて、信者がいて、年何回かの法要が営まれる。実にこの国の人々は、仏教を中心に1年が回り、又一生もそういうことだろう。

人々は今現生のカルマの中でうたかたの楽しみを享受しているのかも知れない。そう思うと、生きることも楽になる。360度に開ける数百と言う仏塔を眺めながら、仏教を中心とするこの国の人々の生き方、争いの無い平和な生き方が想像できた。
 
 
 
 
 
貧乏国と言ったら失礼になるが、この金色に輝く豪華な造りはどうだ!
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町と寺院が混然一体となっている。
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人々はどういう基準、価値判断でお寺を選び、帰依しているのか分からないが・・。
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仏教に費やすお金、エネルギーは計り知れないものがある。
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さて、それでは山頂寺院の中に入ってみよう。
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