ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(68)龍門石窟Part5.西岸を歩く。

西岸にも同じ様な花崗岩の岩床が広がっている。
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元々の岩山はこんな感じだった。
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数は少ないが、西岸にもこの様な洞が穿たれている。
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山の上には仏教寺院が見える。
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しかし今のこの脚力ではあの丘の上まで登って行くことは無理だ。
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龍門石窟のメインは東岸にあり、高さ70-80mの切り立った花崗岩の岩肌に大きな仏像を穿ち、洞を掘り、10万体に及ぶ大小さまざまな仏像が安置されている。だから、観光客の大半はこの東岸の石窟群を見て、元のゲートに引き返すのだが、内2-3割の人は、引き返さずにそのまま橋を渡って西岸に出て、ぐるりと川を一周する。

西岸に回ったからこそ伊河の対岸からこの巨大な石仏をあがめることも出来たのだ。随分昔にアスワンハイダムの畔の船着き場から小型客船に乗ってナイルを遡上し、ハルツームまで行ったことがあったが、その途中でアブシンベルも見たが、確かに水量はナイルの方が多いとしても、川幅はこの伊河の方が2倍、3倍も広く、又、石像、あちらは確かライオン像だと思ったが、石柱にしても、この龍門の石仏は遥かに巨大なものだった。

西岸の遊歩道を白楽天墓苑に向かって歩く。西岸にも石窟は幾つかあるが、こちらはむしろ仏教寺院と白楽天墓苑で持っているようなものだ。もう少し時間があればこうした寺院とか庭園もゆっくり見て回ることも出来るのだが、ツアーだから集合時間も決められている。これが個人旅行でない処の不自由さだ。東岸の石仏群を左手に見ながら遊歩道を元のゲートに向かって歩く。

中国人も所得が上がり、あちこちで観光ブームだ。その余波は日本にも押し寄せている。こうした有名観光地には押しも切らない人々が雲霞のごとく集まってきている。しかし、この西岸まで来る人は少なく、静かな遊歩道の散策も出来る。新婚さんらしい微笑ましい姿。どこかの企業か組合かの団体旅行者。平和な光景だ。労働時間が短縮され、収入も増える。そうして旅行にも出かけられる。そうした平和な光景が広がっていた。
 
 
 
 
遊歩道にはこの仏教遺跡にちなむ高僧の像が建てられている。
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名前とか謂れは全く分からないが・・。
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いずれにせよ近年になって建立されたものだろう。
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ああ、新興旅行者か・・。微笑ましい。
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ああ、団体さんも明るい。
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東岸の石仏群を眺めながら墓所に向かう。
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