ちゃおチャオブログ

日々の連続

上海ー新加坡ー吉隆坡ー曼谷4都旅行記(68)イポー駅発車。

イポー駅に戻り改めて事項表を確かめる。イポー~クアラルンプール間はかなり本数もあって、被に10本以上が運行されているが、タイのハジャイへの国際列車は、1日1本しか運行されていない。
 
 
 
待合室ですることもなく、マレーシアの通貨の写真を撮っておく。
 
 
 
もう殆ど来ることもないだろう・・
 
 
 
待合室にいるのも退屈で、ホームに出てみる。跨線橋からホームを見下ろす。
 
 
 
クアラルンプール行の列車が客を乗せて去っていく。
 
 
 
 
 
 
アジア各国では鉄道網が発達する前にバス網が整備され、結果的に鉄道は置き去りにされた感がある。ここマレーシアも同様で、北部への主要都市バタワース(ペナン)へは首都のクアラルンプールからこのイポー駅を経由し1日3本しか運行されていない。タイ国境通過の列車は1日1本だけだ。大半の客は高速の遠距離バスは、10人、12人乗り程度の小型マイクロバスで、移動しているのだろう。

イポーの夜の街を暫らく散歩し、余り見るところも休む所もなく、早々と駅に戻るが、深夜の12時40分に出発する列車の出発までにはまだ3時間程もある。已む無く、所在なく駅の待合室で時間待ちをする。それ程広くない待合室、それでも10人位の人が列車待ちをし、内、白人も2-3人いる。多分タイへ行く人達だろう。白人は長椅子に寝そべり、仮眠を取っている。

時間を持て余し、駅構内を歩くが、余り目新しいものもない。まれに列車が入ってきて、客を乗せて又出ていく。それもほんとに1時間に1本程度のマレさだ。ホームに人が集まりだし、しばらくするとアナウンスがあって、更にしばらくして、列車が入って来る。中国と違って人口の少ない国だから、わさわさ、ざわついた感はない。全体にマナーが良いのかも知れないが。

11時過ぎ、最後の列車が出た後は、駅も森閑とした感じで、照明も暗くなる。待合室だけ煌々と電気が点いている。後、1時間。もう間もなくだ。しかし、今日は良く動いた。自分ながらビックリするほどの移動距離だ。早朝クアラルンプールのホテルをチェックアウトし、バスターミナルまで来て、キャメロン行のバスに乗って約4時間弱、250キロを走り、キャメロンで約2時間滞在し、そのままこのイポーまで150キロ、山を下りてきた。これから更に深夜の夜行列車に乗って、タイへ向かう。我ながら、大した行動力と思う。そんな今日1日を振り返っている内に、漸く列車の出発時刻がやってきた。
 
 
 
 
この列車、クアラルンプールへは明日の朝に付くのだろう。
 
 
 
ただ今の時刻は0時31分。国境行の列車出発まであと10分程だ。
 
 
 
ポケットウイスキーがあった。寝酒に丁度良いや。
 
 
 
漸く列車がやってきた。
 
 
 
イポー駅、出発進行! いざ国境へ!